再編・統合へスタート(渋川総合病院・西群馬病院) 総事業費に130億円試算

2013.06.20

再編・統合へスタート(渋川総合病院・西群馬病院)
総事業費に130億円試算


 渋川市、吉岡町、榛東村地域の渋川保健医療圏内(二次保健圏域)に圏域内の中心となる拠点病院の整備を目指して、渋川総合病院と独立行政法人国立病院機構西群馬病院との統合が計画されている。

新病院の病床数は450床で計画通りに進めば本年度に用地取得、2012年度に詳細設計、13年度に建築工事に進んでいく計画。

渋川総合病院では、医師不足や看護師不足、経営の安定化などの困難な状況が続いている。

また、西群馬病院では、施設の老朽化などを踏まえ、独自に移転整備計画を進めてきており、今回、西群馬病院の移転整備計画に合わせて渋川総合病院を再編統合することがこれまでに合意されている。

身近な医療機関で安心して診療を受けられるように圏域が自立した二次医療圏として機能するために、これらの現状を踏まえて、圏域内の中軸を担う渋川総合病院が国立西群馬病院の移転整備計画に合わせて再編統合する運びとなった。
 
 今回の再編統合計画は、渋川総合病院が西群馬病院に編成統合され、統合となれば運営主体は西群馬病院となり渋川総合病院は廃止される。

また、新病院には、渋川総合病院の持つ機能として救急、災害、感染症医療の診療機能を整備し、圏域内に新たな地域住民に密着した病院としての充実を図る。

病床数は450床。事業は、13年度までの事業期間で進めていく計画で、スケジュール通りならば本年度に用地取得、12年度に詳細設計、13年度に本体工事に着手する予定となっている。

総事業費は、用地費や施設整備費、医療機器整備費などを含む約130億円。
渋川市と西群馬病院は、財源確保として国が10年度の補正予算で交付を決定した地域医療再編臨時特例交付金を活用する方針で、県が策定する地域医療再生計画に関わる事業提案を共同で作成し、県へ提案している。県は、県内の各事業提案をまとめ、国に報告していく。
国からの内示は7月下旬ころに予定されている。
 
渋川総合病院は、渋川市の中核的な病院としての役割を担うため、2003年に旧国立渋川病院の移譲を受けて開院。
しかし、医療制度改革などの影響で医師や看護師が不足し、さらに診療機能の拡充を図ることが困難なため経営難が続いている。
渋川市は、09年度に病院改革プランを策定し経営の安定化を目指して計画を進めてきたが、改革プラン点検・評価委員会から「抜本的に病院の改革が必要」という評価結果を受けて、今後の運営に課題を抱えている。
 一方、西群馬病院は、施設建設から約40年が経過し、老朽化が進んでいるほか、施設立地の地理的条件に起因したアクセス状況の悪さが課題となっている。このため、独自に移転整備計画を進めている同院と協議を進めつつ今後の整備計画を協議していく。


http://www.city.shibukawa.lg.jp/shisei/byouintougou.html