新潟・富山・石川3県の病院整備(上)

2013.04.10

新潟・富山・石川3県の病院整備(上)
2013.04.08 建設通信新聞 


【延1万平方メートル超目白押し/大型案件の発注佳境/魚沼市が4月中に公告/阿賀野市は7月に】

 新潟、富山、石川3県での病院整備事業が2013-14年度に佳境を迎える。

地域医療再生臨時特例交付金の後押しもあって、延べ床面積が1万平方メートルを超す新病院は10施設を超える勢いだ。
進捗はプロジェクトによって異なるが、着工を間近に控える案件を中心に、各事業の概要と現況、今後の動向を追った。

    *   *

 新潟県内では、県の十日町病院改築事業が着工段階に入る。第1期となる外来棟は、13年度内に入札・契約手続きにとりかかるが、建設関連工事が本格化するのは14年度となる見通しだ。

 規模は外来棟と入院棟(第2期)を合わせて、延べ約2万平方メートル(免震構造)を想定。一般病床は275床(うち回復期リハビリテーション病床33床、緩和ケア病床20床)を見込んでいる。

 設計は山下設計・ワシヅ設計JVが担当。
実施設計は13年度前半をめどに作成する。

 外来棟の完成は15年度内を予定している。13年度予算に継続費(13-15年度)として21億9921万円を計上している。
入院棟は16-18年度を建設期間とし、別途事業費を計上する見通し。
地域医療再生計画では総事業費を約100億円と試算している。建設地は十日町市高山32-9(現病院敷地内)。

 阿賀野市は、新病院整備事業にかかる工事を7月にも制限付き一般競争入札として公告する。入・開札は8月。
病院事業会計のため、市議会の議決は不要だが、9月定例市議会に報告した上で着工する。
完成は15年度を予定している。

 規模はRC造5階建て延べ約1万9000〓。病床数は一般病床200床、療養病床50床の計250床となる。基本・実施設計は山下設計が担当した。

 13年度予算での継続費(13-15年度)は約74億円。このうち、新築工事費に約46億円を充当する。建設地は同市岡山町13-23。

 南魚沼市は、六日町病院の再編に伴う全面改築に着手する。工事は7-8月をめどに制限付き一般競争入札する。
工事請負費は13年度予算の病院事業会計に計上しているが、一般会計に移管した後に発注するため、9月定例市議会での承認を経て工事契約を締結する。15年6月の完成を予定している。

 規模は延べ約1万2000平方。病床数は130床を想定している。
設計は長建設計事務所・アベ設計室JVが担当した。総事業費は40億円を見込んでいる。建設地は同市六日町636番地2。

 魚沼市は、4月中にも新病院診療・管理棟新築工事の一般競争入札を公告する方針だ。
5月に入・開札し、6月定例市議会後に着工する。
15年3月の完成を目指す。

 規模はRC造(免震構造)3階建て延べ約7500平方メートル。基本設計は横河建築設計事務所、実施設計は内藤建築事務所がそれぞれ担当した。概算工事費は37億円。建設地は同市日渡新田34。

 このほか、新潟県は、13年度内に加茂病院と県央基幹病院の整備計画をまとめる。
加茂病院については、同年度内に基本・実施設計を発注する方針だ。病床数は加茂病院が180床、県央基幹病院が500床程度を見込んでいる。