「真ちゅう製のペンに抗菌性 アクメスタジオが商品化 」

2013.03.23

 

「真ちゅう製のペンに抗菌性 アクメスタジオが商品化 」

2013年 2月 26日The Wall Street Journal

 筆記用具の清潔さを心配している細菌恐怖症の人はメモの用意を。
アクメスタジオのボールペン「ハッチ」は古代からある殺菌性の素材を使っているため、細菌を寄せ付けないという。

WSJ's Michael Hsu joins Lunch Break to show off an all-brass rollerball pen that annihilates bacteria the old-fashioned way. Photo: F. Martin Ramin for The Wall Street Journal.
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 アクメによると、ペンに使われている真ちゅうは米環境保護庁(EPA)から抗菌性があると認められた。

真ちゅうには大腸菌、ブドウ球菌を含む特にやっかいな6種類のバクテリアを2時間以内に死滅させる能力があるという。

 真ちゅうのように、銅の成分が高い合金・金属はウイルスを中和させる効果を持つ可能性がある。
英サウサンプトン大学の研究で、銅の合金はインフルエンザA型(H1N1)といった恐ろしいウイルスを死滅させる可能性があることがわかった。

筆頭研究者のビル・キービル氏によると、別に行った最近のテストでも、おう吐や下痢を引き起こすノロウイルスが、乾燥した銅の表面で10分以内に死滅したことがわかった。
(ただし、実際にインフルエンザにかかった場合、ペンでは治らないことに留意)

 これらの優位性を考えれば、銅を基本にした点滴用のポールや照明のスイッチカバーといった製品が、病院や他の施設で感染症拡大を防ぐ目的のために、ますます多く製造されているのもわかる。

これに触発された産業デザイナーのカール・ザーン氏は最も基本的な医者の道具であるペンを同じ素材から作った。
ザーン氏は「これはどの医者も接触する器具の1つだ」と話す。

 ハッチのパーツは、ステンレス鋼のクリップと替えインクを除き、すべて真ちゅうでできている。

ほとんどの真ちゅう製のペンは光沢を出すために厚くラッカーが塗られているが、ハッチは薄いコーティング仕上げになっている。

短期間で真ちゅうの衛生的な表面が出るようにするためだ。
このためペンの光沢はすぐに失われてしまうかもしれないが、細菌を死滅させる効果はインフルエンザの流行期が過ぎても続くだろう。ハッチの価格は104ドル(約9600円)。。