宮崎県:医師不足対策、「コンビニ受診」抑制へ条例制定へ

2013.03.10

 

宮崎県:医師不足対策、「コンビニ受診」抑制へ条例制定へ
2013.03.09毎日新聞  


 宮崎県議会は8日、慢性的な医師不足に悩む同県の地域医療を守るため、県民に「安易な時間外受診」を控えることなどを求める条例案を発表した。

緊急性がないのに休日や夜間に医療機関を利用する「コンビニ受診」の実態にも言及。
21日の定例会本会議で議員提案し可決される見通しだ。県議会によると、同様の趣旨の条例は奈良県にあるが、コンビニ受診抑制の明記は都道府県で全国初という。【門田陽介】

 地域の実情に応じた医療施策の実施を宮崎県の責務に挙げ、県民に「安易な時間外受診を控え限りある医療資源を大切にする」などの努力目標を定めた。

 同県は、医師の半数以上が宮崎市周辺に集中するなど地域的な偏りが激しい。

県立延岡病院(延岡市)で09年、過酷な勤務を嫌がる医師の退職が相次ぎ、現在も神経内科が休診中で、脳梗塞(こうそく)患者の受け入れができない状態が続いている。

宮崎大医学生のグループは昨年、宮崎市夜間急病センターの内科・小児科利用者の7割に緊急性がなかったとの調査結果を報告している。

 県議会地域医療対策特別委員会の田口雄二委員長は「県民に宮崎の医療の現状を認識してもらい、医療資源の疲弊を招く行動は控えてもらうため踏み込んだ」と話している。