高齢者向け機能拡充 北部医療センター、来月開設 与謝野 /京都府

2013.03.02

 高齢者向け機能拡充 北部医療センター、来月開設 与謝野 /京都府

2013.03.01朝日新聞 


 丹後地方の拠点医療を担ってきた府立与謝の海病院(与謝野町)が、4月から府立医科大付属北部医療センターとして新たにスタートする。

医師不足を解消するため府立医科大付属病院(上京区)と連携を密にし、高齢者医療などの分野で機能を拡充する。


 北部医療センターへの移行に伴い、新たに「総合診療科」を設置する。

ベテランから若手まで医師6人態勢で、高齢者医療に合わせ内科を横断的に診察する。
ただ医師の人選が遅れており、開設は4月以降になる見込みという。

 さらに現在、常勤医師がいない放射線科に4月から1人が常勤する。
4~5年後をめどに4~5人に増やす予定という。

 現在、府立与謝の海病院の医師数は49人だが、医科大付属病院からの医師を中心に増員を図る。

ほかの府北部の医療機関への医師の派遣も予定している。

現在は他病院への派遣は年間延べ約300日だが、将来は約2500日に大幅に増やす予定。

ベッド数は与謝の海病院と同じ295床で、医科大付属病院の約3分の1の規模だ。

 教育機関として病院内に「地域医療学講座」を設け、若手を対象に府北部の医療機関を利用して総合的な診断力を備えた医師を養成する。

病院の設備では現在、救急室の拡張や手術室の改修工事を進めており、最新の医療機器への切り替えも進めている。

 北部医療センター開設に合わせ、10日午後1時から与謝の海病院講堂でシンポジウムが開かれる。センターの概要説明があり、府立医科大総合医療・医学教育学の山脇正永教授が「地域医療と人材育成」と題して講演する。

無料。参加申し込みは6日までに府医療課にファクス(075・414・4752)で。問い合わせは同課(075・414・4750)へ。

 (田中昭宏)