明石市立市民病院 地方独立行政法人化2年目 6年ぶり黒字見込み 本年度 開業医との連携奏功

2013.02.26

 

明石市立市民病院 地方独立行政法人化2年目 6年ぶり黒字見込み 本年度 開業医との連携奏功
2013.02.05 神戸新聞 


2011年秋に地方独立行政法人に移行した市立市民病院(鷹匠町)の決算が本年度、6年ぶりに黒字に転じる見通しになっていることが分かった。

同病院は、開業医との役割分担を進め、高度な急性期医療への特化に成功しつつあることが経営改善につながったと分析。
また、不足していた医師数が増え、救急の受け入れ体制が向上したことも功を奏した。(小林良多)


 同病院では、医師の退職が相次ぐなどしたため診療体制が縮小。
黒字だった会計は07年度に赤字に転落し、09年度には赤字幅が12億円超にまで膨らんだ。

 市は立て直しを期し、11年10月、従来の市直営方式から、病院が課題に臨機応変に対応できる地方独立行政法人に移行。

無駄の見直しなど経営効率化を進めた。生まれ変わる病院の運営方針を示す中期計画では、高度な急性期医療に特化するため、地域の開業医との役割分担などを重視した。

 独法化後は、患者に「かかりつけ医を持って」と呼び掛ける一方、開業医と情報交換を密にする仕組みを構築。
定期的な症例勉強会も開いている。
その効果は昨年10月ごろから表れ、外来初診患者の紹介率は独法化前と比べ10ポイント上昇し6割を超えた。

 また、医療の要となる医師数も戻りつつある。最も少なかった10年の43人と比べ、内科や消化器内科、小児科などの医師が増え、計50人体制となった。これらが収益の改善につながり、12年4~11月の純損益(概算値)は5500万円の黒字となった。

 同病院は「外来初診患者の紹介率など、中期目標で掲げた数値のいくつかをクリアできる見通しで、いい滑り出しができた。
地域医療の核となるよう機能を高めていきたい」としている。
http://www.city.akashi.lg.jp/hospital/shiminhosp/webkouhou/pdf/plan_sum.pdf