志木の市民病院 来春完全民営化

2013.02.21

 

志木の市民病院 来春完全民営化

2013年02月20日朝日新聞事
完全民営化の方針が決まった志木市民病院=志木市上宗岡5丁目


◇市方針 数年後に新築移転も


 経営難の志木市立市民病院について、長沼明市長は19日の定例会見で、来年4月から民間移譲し、完全民営化する方針を発表した。


 市は当初、指定管理者制度の導入による公設民営化を目指したが、市議会が否決。
昨年12月議会で「先送りは許されない」として、来年4月からの完全民営化を求める決議が出ていた。


 市民病院は新年度も常勤医7人、看護師43人など、今年度並みの態勢で診療にあたる方針だが、昨夏に小児科を休止した影響で、1日平均の入院患者は今年度の58人から35人程度まで減少し、大幅な赤字が見込まれる。

そのため、市は一般会計から過去最大の約10億円を繰り入れて、運営費を補う新年度予算案を組み、3月議会に提案する。


 今後は新年度予算成立を待って、3月から市民説明会を開き、4月に移譲先を公募。

外部有識者5人程度による選定委員会を設けて移譲先を決め、病院スタッフの再就職など、移行に向けた準備を急ぐ方針だ。


 民間病院は来年4月以降、現在の市民病院で診療を始める計画だが、築34年と老朽化しているため、数年後には解体・撤去し、市福祉センター(中宗岡1丁目)近くに新築移転することを想定している。


 長沼市長は「20年のスパンで考えれば、収支はトントンになる。安全・安心な地域医療が続き、経営も安定する。民間移譲がスムーズに進むように、ご理解たまわりたい」と話した。