岸和田市の岸和田徳洲会病院(東上震一院長、341床)が、府内で15カ所目となる「救命救急センター」の認定を府から受けた。

2013.02.15

岸和田徳洲会病院:「救命救急センター」認定 大学病院、公立病院以外で府内初 重篤患者、24時間体制で受け入れ /大阪
2013.02.13 毎日新聞


 岸和田市の岸和田徳洲会病院(東上震一院長、341床)が、府内で15カ所目となる「救命救急センター」の認定を府から受けた。大学病院や公立病院以外の医療機関としては初。泉州地区では府立泉州救命救急センター(泉佐野市、30床)に次いで2カ所目で、府南部の救急医療態勢の強化が期待される。【山田泰正】

 同病院は77年に岸和田市磯上町で開業、02年に現在の同市加守町に移転した。診療科は22科あり、1日平均約1000人の外来患者を受け入れている。

 救命救急センターは外傷や熱傷、脳卒中、心筋梗塞(こうそく)などの重篤な患者を24時間体制で受け入れる3次救急医療機関。同病院では従来、年間1万人程度の救急患者の受け入れ実績があったが、昨年6月、本館3階に専用の救急病棟(28床)が完成したことから、府の救急医療対策審議会の承認を経て、同12月に救命救急センターに認定された。

 搬送される患者の内訳は、6割が脳疾患や心臓など循環器系の疾患、3割が外傷という。医療機器を搭載したドクターカーを2台保有し、心筋梗塞など一刻を争うケースでは早期に患者のもとに駆けつけ救命率の向上に役立てている。府や和歌山県が運航するドクターヘリとも連携し、近くのグラウンドを臨時の離着陸場にして患者を受け入れている。

 現在、専従の医師は5人おり、来年には8人に増員する予定。10年からセンター長を務める篠崎正博・和歌山県立医科大名誉教授=写真=は久留米大、和歌山県立医科大で救命救急センター開設に携わった救急医療の専門家。「患者さんたちの最後のとりでとして、より早く、より高度な医療を提供することで貢献したい」と話す。

 認定を得たことについて東上院長は「医療スタッフの使命感ややりがいも高まると期待している。予想される東南海・南海地震では和歌山県などから負傷者が運ばれてくることも予想しており、地域社会の負託に応えられるよう機能を高めたい」と話している。