入札の不調を議会説明 阿蘇市、中央病院建設巡り

2013.02.01

 

入札の不調を議会説明 阿蘇市、中央病院建設巡り /熊本県
2013.01.29 西部地方版/熊本 33頁 熊本全県 (全544字) 


 3回目の入札で落札業者が決まった阿蘇中央病院本体工事について、阿蘇市は28日、市議会全員協議会で経緯や設計変更の概要を説明した。病院側は「当初、民間レベルの厳しめの単価を採用したため」などと不調の理由を説明。着工が遅れるため、開院は当初計画より2カ月遅れて来年4月になるとの見通しという。

 3回目の入札では、設計変更に伴い、予定価格が25億9210万円から29億8095万円に増えた。病院側の説明では、外壁の吹きつけ仕上げをタイル張りにするなど工事の内容を見直し、設計単価を民間レベルから、民間と公共単価の間に引き上げたため、としている。

 市によると、公立病院の全国平均建築単価は40万円(1平方メートルあたり)、民間病院は25万円(同)で、建設単価30万円以上の公立病院が84%を占めているという。

 病院側は「安くいい病院をとの考えで公共単価でなく、民間単価で予定価格を設定したが、最近の工事価格とずれがあった」という。当初の設計単価は1平方メートルあたり24万円で、最終落札単価は27万円余だった。

 事前に談合情報が寄せられ、指摘された業者が落札したことについても質問が出たが、「業界に詳しい人ならある程度の推測はできる。金額まで一致した場合はやり直すことにしていた」と説明した。(野中正治)