第二の銚子市民病院病院の出現?で地域医療が崩壊・・・?

2013.01.21

 第二の銚子市民病院病院の出現?で地域医療が崩壊・・・?( 2013/01/11 東京日和@元勤務医のブログ引用させていただきました)


 医師の異動による医療体制が変更になるのは春が多いですが、今回は「4月から常勤医半減」ですか。

 もっとも、病院の規模は180床程度で、この病院以外にも同じ市内には白十字総合病院 (一般病床:230床 療養病床:90床)が、そして13km離れたところに
国保旭中央病院があります。


もちろん、このエリアって茨城県でもいちばん端っこ。どのあたりにあるかと地図見たら・・・あ、銚子のすぐそば。黄色のところが今回の労災病院です。

 そして、1番のマークは銚子市立総合病院のあと、銚子市でがんばっている島田総合病院です。

今後、地域の医療ニーズにこたえるためには、医師を分散させてしまうより、二次医療圏の中で統廃合は必須です。

 しかし、今回の動きは大学病院が派遣の停止を決めたようですが、地域の医療を監督する行政側はどう動いたか興味があります。

「病院情報局」によればけっこう地域シェアが高めにでます。しかし、本当に地域シェアがそこまで高いのかは不明です。というのは地域一番の規模の白十字病院がDPCではないのでそのあたりが比較できないからです。

今後の急性期医療はもっと在院日数を短くしていくため、さらに医師が必要になります。
このため投入できる人的資源に限りがあるのなら、病院の統廃合や拠点の重点化は必須です。

そういう意味からは、この病院の地域の位置づけが従来の急性期をになっていけたのが、大学医局からはそこまでじゃないんじゃないの?って評価落ちしたと見ることもできますね。

 いずれにせよ医師の減少→機能縮小は仕方ないです。
医師数に応じて、できる診療範囲を見極めて、その地域に本当に必要な規模にふさわしい医療を提供するしかありません。

そういう意味では、この報道だけでは医局が決めた背景の情報などは不明ですし、医療崩壊と断じるのはどうかな?です。


【茨城】3科 入院診療休止へ 鹿島労災病院 4月から常勤医半減
2013年1月10日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20130110/CK2013011002000132.html

 神栖市の鹿島労災病院が四月から、外科など三つの科で入院診療をやめるなど、大幅に縮小を迫られていることが分かった。
 病院によると、これまで受けていた大学病院からの医師派遣が四月以降見込めず、現在二十二人の常勤医師がほぼ半減するためという。
 四月以降、入院診療をやめるのは、ほかに整形外科と神経内科。病床数は現在の二百から百に減らす。
外来についても、ともに現在の週五日から整形外科は週二日、神経内科は週一日に減らす。
 
外科は診療の見通しが立っていない。
 病院は既に一月から縮小に備えて、入院や手術を制限し、患者に他の医療機関を紹介するなどしている。
 
同病院は二次救急医療機関の中規模病院。
もともと、神栖市を含む鹿行保健医療圏は人口十万人当たりの医師数が全国平均を大きく下回っている。
 
病院や県、周辺の市、医師会などは十一日、地域医療への影響を考慮し、今後の対策を話し合うという。


【茨城】茨城・鹿島労災病院、医師13人退職へ 緊急診療困難に
朝日新聞 2013/1/11
http://digital.asahi.com/area/ibaraki/articles/TKY201301100325.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201301100325

 神栖市土合本町の鹿島労災病院は、現在の常勤医23人のうち13人が3月中で退職する見通しであることを明らかにした。
4月以降の診療体制を大幅に縮小し、救急患者の受け入れも困難になるという。
県は11日、病院や周辺自治体と会合を開き、対応策を検討する。
 鹿島労災病院は常勤医が減り続け、診療体制を徐々に縮小してきたが、いまの常勤医の半数が一気にやめる事態となった。
 病院によると、3月中に退職する医師は外科5人、整形外科5人、神経内科3人で、多くが大学の医局へ戻るという。
 
かわりの医師を確保できないため、この3科は4月から新たな入院患者の受け入れを休止する。
外来診療は外科が決まっておらず、整形外科と神経内科は派遣医師によって週1日か2日程度を見込んでいる。
内科や皮膚科など、ほかの10科はほぼ従来通りという。
 病院はこうした状況を昨年12月から患者らに伝え、ほかの病院への紹介などを進めている。
ベッド数は300床あるが、現在の入院患者は約90人という。
 
救急患者の受け入れができなくなった場合、ほかの2次救急病院(手術や入院が必要な重症患者に対応)へ患者が集中する事態になりかねない。
 
鹿島労災病院の山下淳司事務局長は「医師確保のためにこれまでも様々な努力を積み重ねてきた。
しかし、医師を派遣してきた大学医局の都合や、交通利便の悪さがネックとなり、結果的に医師を引き留めることがかなわなかった。
患者や地域住民には一時不便をかけるが、今後も医師確保と診療体制充実を目指していきたい」と話している。
 神栖市は、鹿島労災病院の医師確保への補助事業として、今年度予算で約6千万円を確保していた。
卯月秀一・健康増進課長は「医師不足は神栖市だけで解消できる問題ではない。
県や隣接市と一体となって取り組まなければ、地域医療は崩壊する」と危機感を募らせている。