細川元首相、立候補で最終調整 「脱原発訴えたい」

2014.01.11

細川元首相、立候補で最終調整 「脱原発訴えたい」
2014年1月11日朝日新聞
 

23日告示、2月9日投開票の東京都知事選で、元首相の細川護熙(もりひろ)氏(75)が10日、無所属で立候補する方向で最終調整に入った。

細川氏は周囲に「脱原発を訴えたい。勝ち負けは関係ない」などと立候補の意思を示しており、週明けにも連携を模索する小泉純一郎元首相(72)と会談する見通しだ。

 細川氏に近い複数の関係者によると、同氏はすでに都内に事務所を手配した。

細川氏は、都知事選に向けた公約作りの詰めの作業を今週末に行って、「政策や世論の動向などを見極めたうえで、立候補を最終判断する」(関係者)としている。

細川氏は「脱原発」を掲げるほか、省エネのモデルケースとなる東京都の街づくりや、社会福祉の充実なども公約に盛り込むという。

 細川氏は、「脱原発」を掲げる小泉氏と連携することで、幅広い支持を得たい考えだ。
小泉氏に近い関係者によると、細川、小泉両氏は昨年末に会談し、細川氏の立候補の可能性について意見交換し、小泉氏が立候補を勧めたという。

 また、小泉政権を自民党幹部として支えた中川秀直元幹事長が安倍政権幹部に対し、細川氏が立候補した際は小泉氏が支援する方向だと伝えている。

細川氏は立候補の意思を最終的に固めたうえで小泉氏に会い、支援を要請する見通しだ。

 細川氏をめぐっては、民主党が「最有力」(松原仁・都連会長)として、立候補すれば支援する方針を示している。同党は10日、無所属での立候補を想定する細川氏側と、掲げる政策の内容や支援のあり方について調整に入った。

 細川氏は、参院議員、熊本県知事を経て1992年に日本新党を結成。
93年に衆院議員に当選すると、日本新党や社会党、新生党など「非自民」8党派による連立政権の首相に就任したが、約9カ月で辞任した。
98年に政界を引退し、現在は主に陶芸家として活動している。

 都知事選には、自民党が支援する元厚生労働相の舛添要一氏(65)のほか、共産、社民両党が推薦する日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児氏(67)、日本維新の会の石原慎太郎共同代表が個人的に支援する元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏(65)らが立候補する考えを表明している。