徳島県、4病院一体運用 医療連携・コスト削減推進 ・・・2013.01.06 徳島新聞 

2013.01.10

徳島県、4病院一体運用 医療連携・コスト削減推進
2013.01.06 徳島新聞 


徳島県は、県立3病院(中央、三好、海部)に健康保険鳴門病院(鳴門市撫養町)を加えた4病院の連携を強化し、一体的運用を進める。

鳴門病院を県北の中核病院に位置付け、4病院で医療の協力体制を築くとともに、医師の育成や経営の効率化を促進させる。

徳島県は、県立中央病院と徳島大学病院からなる総合メディカルゾーンを徳島市に設け、県西は三好病院、県南は海部病院をそれぞれ中核病院としている。

鳴門病院が4月1日から「地方独立行政法人徳島県鳴門病院」となり、県が設立する地方独立行政法人が運営するのを機に県北の中核病院に据えることになった。

現在の病床数(307床)や14の診療科は維持し、特に中央病院との連携を強化。

がん医療で、より高度な治療や検査を必要とする患者を中央病院に紹介する。

新生児医療でも新生児集中治療室(NICU)が新設された中央病院に、スムーズに転院できる体制をつくる。

4病院で研修会を開くなどして若手医師の育成に取り組むほか、コスト削減を図るため医薬品や診療材料の一括購入も進める。

県立中央病院と徳島大学病院による総合メディカルゾーンから、医師不足が深刻な三好、海部両病院に引き続き医師を派遣する。

また県は4病院の連携強化と併行して、病院の整備を急ピッチで進めている。

昨年10月に新中央病院が完成。三好病院は病室が入る高層棟を改築中で、14年夏ごろの開院を目指す。南海地震による津波被害が懸念される海部病院は、現在の場所から西へ約500メートルの高台に移転する。13年度末までに新病院本体の工事に着手し、15年度中の完成を見込んでいる。