病院長もノロウイルス感染か 宮崎・日南の6人死亡

2012.12.26

 

病院長もノロウイルス感染か 宮崎・日南の6人死亡
(朝日新聞2012年12月25日)

 宮崎県日南市の医療法人春光会東病院(加藤久仁彦院長、64床)で患者6人が死亡したノロウイルスとみられる集団感染で、院長自身も感染し、発症していた可能性があることが25日、分かった。

病院の常勤医師は実質的に院長1人で、院長はこの間、院長室から間接的に指示を出していた。

県は感染拡大との因果関係は不明としつつ、「対応への態勢に影響が出た可能性はある」とみている。

 県や病院によると、院長は最初の発症者とみられる入院患者が嘔吐(おうと)した12日から3日後の15日に高熱を訴えた。

この時点では、病院はノロウイルスの感染を認識しておらず、院長自身もノロウイルスにかかっているとは考えなかったという。

 病院は、16日夕方になって発症者が大量に出たため、17日にノロウイルスの検査を行い、患者の隔離を開始。院長は15日の時点ではインフルエンザなどの感染症の可能性を考え、18日まで基本的に院長室にとどまり、嘔吐や発熱などへの対応の指示を出していたという。

 23日に病院と県が合同で開いた会見では、職員14人を含む発症者計44人に院長が含まれているという報告はなかった。重症者5人は今も酸素吸入を受けている状態という。