病気のこどもと付き添い家族のための滞在施設建設に伴うご寄付のお願い

2012.12.16

 

病気のこどもと付き添い家族のための滞在施設建設に伴うご寄付のお願い

「募金の趣旨」


時下ますますご隆盛の段,慶賀の至りに存じます。
 
子供が難病に罹った場合,その治療のために家から遠く離れた病院に入院させなければならない場合も多くあります。このため,20万人ともいわれている重病をもつ子供の家族は,自宅と入院先との二重生活を強いられ,それによる経済的な負担や,家族が離れて暮らす精神的苦痛にも悩まされます。

 米国で始まった「ドナルド・マクドナルド・ハウス」(以下「ハウス」という。)は,このような家族の経済的,精神的な負担を少しでも軽減するべく,病気の子供とその家族が利用できる滞在施設を病院の近くに建設し,ボランティアで運営して家族の利用に供するものです。

現在では,ハウスの活動は,世界的な広がりをもっており,米国のみならずヨーロッパやアジアを含め世界30カ国に300を越えるハウスがあり,特に米国では,小児病院には必ずと言っていい程ハウスがあります。

日本では,東京の国立成育医療研究センターに最初のハウスが建設されて以来,東京都立多摩・小児総合医療センター,宮城県立子ども病院,高知医療センター,国立循環器病研究センター,自治医科大学とちぎ子ども医療センター,札幌の北海道立子ども総合医療・養育センターの7カ所で運営が開始されており,現在,東京大学附属病院に隣接して8番目のハウスが建設中で,本年度中に完成予定であります。
 
ハウスのコンセプトは,ホテルではなく,”HOME AWAY FROM HOME(我が家のようにくつろげる第2の家庭)”を作ろうというものです。
自宅と同じように過ごせるよう,プライバシーが守られるベッドルームのほか,キッチン,リビング,ダイニング,ランドリー,プレイルームが備わっており,家族は自分で食事を作ったり,洗濯したりできます。日常の運営は多くのボランティアによって行われ,そのため,ハウスの利用料は1人1日1,000円と非常に安く設定されています。
 
中部地方では初めてとなる「ドナルド・マクドナルド・ハウス なごや(仮称)」の建設を公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンに申請しておりましたところ,この度,日本で9番目となるハウスとして決定していただきました。

その結果,平成25年度までには,名古屋にハウスが建設される予定です。また,設置場所も名古屋大学の全面支援で,同大学の鶴舞地区構内を予定し,交通に便利な「鶴舞」で,オール愛知の財産として,活用していただく共同施設としておりますが,ハウス建設資金の調達が未だ十分ではありません。
 
そこで,この度,ドナルド・マクドナルド・ハウス なごや(仮称)の実現に向け,有志の方々に発起人となっていただき,募金活動をさせていただくことになりました。
 以上の趣旨をお汲み取りいただき,是非ご支援を賜りますようお願い申し上げる次第であります。


2011年12月

ドナルド・マクドナルド・ハウス なごや 募金委員会発起人代表

名古屋大学医学部附属病院長 松 尾 清 一





http://www.med.nagoya-u.ac.jp/hospital/4911/dmh01.html