費用減免の診療開始 館山の病院 安房地域で初=千葉

2012.11.21

 

費用減免の診療開始 館山の病院 安房地域で初=千葉
2012.11.20読売新聞 


 館山市の病院「安房地域医療センター」(同市山本、水谷正彦院長)は19日、医療費の支払いが難しい生活困難者を対象に、医療費を減免する「無料・低額診療」を始めた。
県によると、安房地域では初という。

 社会福祉法に基づく制度で、同病院を運営する社会福祉法人「太陽会」(亀田信介理事長)が申請し、今月、県の認可が下りた。

 対象は生活保護を受給していない生計困難者で、1か月の収入が生活保護基準の150%以下が目安。
患者や家族からの申請を受け、同病院の医療ソーシャルワーカーが、収入や預貯金、生活実態などを面接調査して減免率などを決める。
救急患者については事後手続きとなる。

 病院運営に影響がないよう、今年度中は、1500万円の予算内での実施とする。
患者数などをみながら、新年度からは3000万円程度の予算を組む方針。

 太陽会は「生活保護を受けていなくても実質的な貧困世帯が増え、医療費が負担できない人にとって急務な措置」としている。


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安房地域医療センター:困窮者対象に無料低額診療を開始--館山 /千葉
2012.11.20 毎日新聞


 館山市の安房地域医療センター(水谷正彦院長)を運営する社会福祉法人「太陽会」(亀田信介理事長)は19日から無料低額診療を始めた。

診療費の自己負担分の支払いが困難と認められる生活困窮者を対象に、自己負担分の一部ないし全額を医療機関が負担する制度で、県健康福祉部によると県内では既に19医療機関が実施しているが、県南地域では初めて。

 制度導入初日は、午前中から問い合わせの電話が同センターに寄せられているが、審査などに時間がかかるため、実質的なスタートはまだ先になる。

 太陽会の計画では、患者・家族からの申請に基づき収入、資産などを厳格に審査し、院長が承認した場合に診療費の10分の1を太陽会が負担する。

例えば国民健保加入者の場合、3割の自己負担が2割に軽減され、他の補助と合わせ無料となる場合もあるという。

 太陽会では年間3000万円程度の負担を見込んでいる。

無料低額診療を実施する医療機関は、受け入れ患者数の比率に応じて固定資産税の減免を受ける救済措置がある。
一方、安房医師会など地元医療機関・団体からは「(生活困窮者を狙った)患者誘導、集患行為にあたるのでは」など反発する声も出ている。【中島章隆】