銚子市立病院:赤字補填問題 「補填ルール化」11市議が主張 

2012.11.16

銚子市立病院:赤字補填問題 「補填ルール化」11市議が主張 /(千葉 毎日新聞 11月15日)



 銚子市立病院の財政赤字を補填(ほてん)する病院事業会計補正予算案に反対した11市議が14日、記者会見し、
「病院をつぶすために反対しているのではない。野平匡邦市長の政治姿勢を正し、際限のない補填をルール化するためだ」などとする文書を発表した。
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 11人は、市民クラブ▽リベラル▽共産などの所属議員。文書は経営側の同病院再生機構(白浜龍興理事長兼院長)による「病院再生に努めており、無駄遣いもない。

議会は政争の材料にしないでほしい」との抗議声明を受けたもの。病院側に「情報公開」や「外部評価の受け入れ」を要望し、「対立でなく対話を」と協調姿勢も示した。【武田良敬】
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カテゴリ野平市長と病院問題(光をめざして2012年11月09日)

「公立病院は赤字が当たり前、なぜ銚子の病院だけが問題になるのか」…銚子市立病院のトップの方々はこれまでの市議会での議論を聞いたことがあるのか?

=銚子市立病院再生機構の声明文より抜粋=

「残念ながら現在の日本において公立病院の多くは赤字になっています。・・・・開設されてから時間がたち安定的に運営がなされている公立病院でも赤字病院は多くあります。赤字なのは銚子市立病院だけではありません。
では、どうして銚子市立病院のみが赤字、赤字と取り上げられるのでしょうか?・・・・・・その理由は市立病院が政争のネタにされているためでしょう。
赤字を補填することに反対する議員の方々は再度、休止に追い込みたいのでしょうか?あるいは現在の病院を休止にしたあとで自分たちがリーダーシップをとって病院を再開したいのでしょうか?・・・・」

さて、再生機構のトップの方々は銚子市議会における今までの議論を聞いたことがないのでしょうか。

公立病院一般が赤字体質であることは周知のことですが、銚子市議会や心ある市民が銚子市立病院の赤字をことさら問題にするのは、その杜撰で不透明な経営体質がいっこうに改善されないからです。

野平市長が「青天井の赤字補填」などという途方もないことをおこなっても、市は民間組織に口出しできないとうそぶいても、心ある市民や議員の声など”どこ吹く風”で、この悪の枠組みにどっぷり浸かってきて、見るべき自浄努力や改善努力をおこなっていないからです。

さらに言えば野平市長と一体化しているように見えるフシが多いからです。(市長の後援会行事に再生機構の”お偉いさんがた”がズラッと出席するなど尋常ではありません)

だいたい指定管理料で毎年2億円受け取り、さらに経常赤字はすべて補填などという「破格」な条件で公立病院の指定管理契約をしている医療法人など全国どこにもなく、どこの医療法人も厳しい経営努力を余儀なくされています。(ここが猛省を求めたい点です)

また、病院をつぶせなどと主張している議員は銚子市議会には一人もおらず、野平市長の政治姿勢をただして、規律ある財政運営を求めているだけです。
これが心ある市民の声であり、再生機構のトップの方々は謙虚にこの声に耳を傾けるべきです。

ところで、市議会は議会の意思として、一度ならず規律ある財政運営や組織の透明化を野平市長に求めています。
だがその都度、市長は議会に対して理解を示すかのようなパフォーマンスを演じながら、再生機構に対しては「赤字は全て市が補填する」という”約束”をしていたとすればとんでもない二枚舌です。

この二枚舌が病院関係者と心ある市民や議員との溝を生んだといってもよいでしょう。
今回の声明で再生機構トップたちが赤字補填予算に反対した市議を指して「病院を休止においこむもの」と指摘したことはこの市長の二枚舌がもとにあるのです。
だから、病院を政争の具にしているのは野平市長のほうです。こうして議会と病院の間に意図的に対立の種を蒔き、議会を病院を潰す「市民の敵」のように演出しながら、自分は病院存続のために“たたかっている”かのごときパフォーマンスを演ずるのが野平流の狡猾な戦略です。
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/local/108349

追伸
病院赤字のとらえ方について私見を述べれば、再生機構自身が作成した病院再生計画でも赤字の計上は4年間で20億円と見積もられており、すでに2年でそのレベルを超えました。
銚子市の財政状況は潤沢ではありえず、際限のないように見える赤字補てんに歯止めをかけるのは市民の代表である市議会の責務だと思います。
しかし、再生機構側はこの自明な論理も理解できないらしく、「カネを出さなければ休止だ」「医師団はこんな土地に長居できない」など品格のない脅し文句を声明文に並べています。
野平・白濱の再生機構でなければ銚子市立病院はダメとの必然性はありません。最悪の場合に直営に移行する選択肢もあります。
彼らの「病院を潰してもよいのか」の脅し文句に惑わされないようにしましょう。



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銚子市立病院再生機構が「予算案否決」をめぐり議会を批判する声明を発表?および親身で親切な市立病院の意味するもの!


◎東京新聞が報道! 銚子市立病院「予算案否決」で声明文?
「銚子市立病院は二日、市議会で赤字を補てんする病院事業会計補正予算案が先月否決されたことを受け、市に予算の執行を求める声明文を発表した。
声明文では、議会に対し「病院を休止に追い込みたいのか」「病院を政争のネタにしている」と批判もした。・・・
 白濱理事長らは「赤字病院であってもやめることはない。そのためには市民の理解と支援が必要だ」と述べた。声明文は市民にも配布し、病院存続に関して意見を求める。
 野平匡邦市長は五日にも、否決された補正予算案三億一千二百六十八万円を地方自治法に基づき原案執行する考え。」(東京新聞より)

 小生には情報がクローズドの市立病院ですから詳細なことはよくわかりません。だがこれは指定管理者でありながら野平市長と一体化した再生機構が来年の市長選挙をにらんで、「野平市長支援」をアピールしたものと受け取れます。
「病院を休止に追い込みたいのか」と凄んでいますが、はっきり言って再生機構は指定管理費という名目で毎年2億円を受け取り、さらに青天井の赤字補填を言う市長が経常収支の赤字をすべて補填しているのです。
こんなに”美味しい条件”で公立病院の指定管理者をやっている医療法人は「銚子市立病院再生機構」以外に全国どこにもありません。
また、こんなに甘やかされている公立病院の指定管理者は他にありません。
病院経営の素人集団である再生機構が銚子市市立病院から手を引いても、この条件なら指定管理者をやろうという医療法人は徳洲会に限らず、複数の法人が名乗り出るでしょう。
「病院を潰していいのか」は市長サイドによる議会や市民への”耳タコ”の脅し文句ですが、もはやこれが脅し文句にならないということに気づくべきでしょう。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20121103/CK2012110302000116.html

◎銚子市立病院は親身なケアで患者さんに親切な病院だということについて!
銚子市立病院は患者さんをよく診察してくれ、対応も親切であり本当にありがたい病院だという「評判」が市民のあいだに広く普及しています。
だから、ただでさえ難しい病院の再開を果たし、こんなサービス精神溢れた病院にした野平市長は有能で立派な市長だという「風評」も一部にあるのです。

先日も地元新聞のT日報にある女性の投稿が掲載されていました。それによれば「末期ガンだった姑を病室で実に親身にお世話をして下さり、心穏やかな死を迎えることができたことは本当に良かった。本人にも家族にも良かった」という内容だったかと記憶しています。

だが、この現状を冷静でクールに分析すれば市立病院は危険な操業をしているということとの「裏返し」だということがわかってきます。
なぜなら、昨年の4月に入院病床が53床再開しましたが、このためには53床分にふさわしい看護師はじめスタッフが配置されたということにほかならないのです。
ところが、現状では救急患者を受け入れることは事実上できず、当直医も不足して外科手術もできません。
このため現状でも入院患者は20人にも満たず、入院患者一人あたりに換算すればスタッフ数が過剰な状態です。だからこそできる“手厚い看護”であり、“親切なケア”なのです。
そして、これは同時に経常赤字の構造的な発生源なのです。
これも再生機構が5年間で200床の病院を再建するという市立病院再生計画にそって「数合わせ」をしていることから引きおこされることであり、それを裏付けるだけの経営感覚が病院当局にはないのです