米国環境保護庁(EPA)による銅及び銅合金の殺菌性表示認可について

2012.11.13

 

米国環境保護庁(EPA)による銅及び銅合金の殺菌性表示認可について(平成20 年3 月26 日)

 
 
 米国環境保護庁(EPA)はこのほど、銅及び銅合金が公衆衛生において殺菌力があるという表示をしてもよいという認可を米国の銅開発協会(CDA)
に対して行いました。

EPAが公衆衛生に効果があると認めた固体は、この銅及び銅合金が初めてのケースです。

銅や銅合金の表面では、院内感染の原因となるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)等を含む病原菌が2時間以内で99.9%殺菌されることが証明されたものです。

これらは、(社)日本銅センターがこれまで取り組んできた銅の抗菌作用に関する研究(例えば病原性大腸菌O-157、レジオネラ菌、MRSA、多剤耐性緑膿菌に対する銅の殺菌作用など)と密接な繋がりがあります。

特に、ここ3年に亘り、北里大学医学部及び北里大学付属病院と協同で実施してきた実証試験では、皮膚科病棟、集中治療室(ICU)、新生児集中治療室
(NICU)等における床やテーブルなどの環境表面を、従来の材質から銅・黄銅に替えて各種病原菌の数を調査したところ、これまでの材質表面に比し、
銅や黄銅の表面では菌数が大幅に減少することが確認されました。

この殺菌効果は、長期に亘る試験によって表面が酸化し、変色しても維持され続けていることから、病原菌に汚染されやすい場所の環境改善に有効であると結論付けられています。

現在、(社)日本銅センターでは、実際の病院設備や医療機器等の分野における銅及び銅合金の実用化に向けて取り組んでいるところですが、今回のEPAの認可は、これを押し進める上で大きな原動力になるものと期待しています。

いずれにしても、銅及び銅合金の殺菌作用が院内感染の予防に役立つとともに、公衆衛生の向上に貢献することを強く望む次第です。

日本伸銅協会としても、銅及び銅合金の新しい需要用途として抗菌特性に期待をしています。

なお、日本銅センターのホームページの「COPPER BOOK」http://copperbook.jp/data_movie/index.htmlの動画から「院内感染を銅で防ぐ-抗菌性が創る優れた衛生環境-」を閲覧できます。
(添付資料)CDA発表ニュースリリースと背景