今後、医師志願者の学力低下が強く危惧される・・・・

2012.11.09

 

今後、医師志願者の学力低下が強く危惧される・・・・

医師養成数の適正値は、その時々の18歳人口千人あたりの医学部入学者数を基準に考慮すべきである。

医師が充足したならば、それ以降は、その時点の18人口千人あたり、必要な医師数を補充すればよい。

例えば、OECD平均を確保するためには、18歳人口千人あたり3.1人の入学定員でよいが、2010年現在の養成数は、7.25人であり、必要医師数の2.4倍が養成されている。

将来は(医師が充足する6年前から)、定員を3,000人以下にする必要がある。

今後、約10数年間は、団塊世代の高齢化による医療需要の増加に伴い医師不足の深刻化が予測され、その対応が喫緊の課題である。

しかし、10年経過以降は現状の医師数の増加傾向に伴って需給は緩和の方向に向かい、さらに、団塊世代の入れ替わりる20年後以降は、急速に医療需要は減少することが予測される。

ちなみに、人口千人対3.7を越えるイタリア、スペインなどでは医師過剰が深刻で、イタリア統計局の資料によるとイタリアでは医学部卒後5年以内に常勤のポストを得た医師は15%に満たないとの報告がある。


* 医師数 :厚労省による医学部入学定員を過去最大規模に増員した場合の予測値にH21年(693人) およびH22年(528人)の増員分を機械的に加算した。
** 日本の人口 : 国立社会保障人口問題研究所の中位予測による。
http://www.ajmc.umin.jp/1-2kaiken.pdf