市立病院評価委*人件費抑制なお要請*11年度報告書提出*職員に数値目標も

2012.10.12

市立病院評価委*人件費抑制なお要請*11年度報告書提出*職員に数値目標も 
2012.10.11 北海道新聞 

 小樽市立病院経営改革プランの実施状況を評価する市立病院経営評価委員会(委員長・伊藤一小樽商大教授)は10日、2011年度の評価報告書を中松義治市長に提出した。人件費抑制の努力を引き続き要請するとともに、収支改善に向けた職員個々の数値目標の設定を促し、来年の同委員会で改善結果の報告を求めている。(斉藤高広) 

 評価委は、総務省の「公立病院改革ガイドライン」に沿って策定された改革プラン(2009~13年度)の実施状況を評価する第三者委員会。本年度は7月から3回会合を開き、二つの市立病院の経営効率化に関する具体的な取り組み状況について、医師ら5人の委員がそれぞれの立場から評価を行った。 

 報告書では、職員給与比率(医業収益に対する職員給与の割合)が57・2%と、道内の市立病院の平均50・1%を大きく上回っており、道内トップ級の水準が依然として改善されていない状況を指摘。 

「11年度は総じて改革が進んでいない側面が見受けられる」とし、給与体系への踏み込んだ取り組みとともに、高い資材仕入れ価格の水準を引き下げる抜本的な対策の検討を求めた。 

 また、市から派遣されている事務職員について、病院独自の採用枠を早急に確保して医療専門職を充実させるよう提言。 

経営改善に関する毎月の進捗(しんちょく)状況を院内に周知し、各職員自らが収支改善にどう貢献できるかを数値化して改革を進め、来年の委員会開催時に結果を報告するよう求めた。 

 中松市長に報告書を手渡した伊藤委員長は「厳しいときこそ改革のチャンス。 
(14年の)新病院開業に向けて利益を生む組織に変わることを期待したい」と述べた。 

http://www.city.otaru.lg.jp/sisei_tokei/koso_keikaku/keikaku_itiran/byouinplan/index.data/240612plan.pdf