大阪府・和泉市立病院あり方検討委員会

2012.10.13

 

大阪府・和泉市立病院あり方検討委員会(2012・10.9) 

移転建替え、指定管理者制度への移行という市長部局の意向にそった答申案がまとめられることになりそうです。 


平成23年度 第1回和泉市立病院経営監視委員会(持ち回り開催)議事録(抜粋) 

(民間病院 委員) 

当院(民間病院)と和泉市立病院327床は、病床数は同じくらいだが、当院と比べ入院収益、入院患者数が少なすぎる。 

当院では1日あたり入院患者数は290人で医業収益は63億円程度。 

和泉市立病院では1日あたり入院患者数は238人で医業収益は56億円弱。医師数が管理者含みで45人なので1人当たり1億2千万円。これは少ない。 

・病床稼働率も低い。公立病院は繰入金があるが、繰入金のない民間病院は病床稼働率が90%を超えないと収益が赤字となる。 

入院の単価も45,000円ではまだ少し低い。 

当院の入院単価は50,000円程度。 

逆に外来患者数、収益は当院より多い。 

外来患者が多いと医師が疲弊してしまう。 


・人件費比率、経費比率は徐々に減ってきているものの、まだ高い。 
人件費比率は50%以下に。 
コスト削減には限界があるので、分母である医業収益をもっと増やさないといけない。 
部門別の人件費比率を算定し、それを基に、どの部門が高くなっているのか、どこを削減すべきかを見極める必要がある。 

医師で10%、看護部で20%が適正なレベル。こういう分析を事務方が行う必要がある。 

・医師不足とのことだが、大学の医局のみに頼っているだけでは解消しない。 
当院では人材確保のための専門部署を設置している。大学の医局は院長が対応し、それ以外についてはその部署が人材確保に走り回っている。 

・当院では、医師について業績評価を導入している。総収入の2.5%(約1.6億円)を評価に反映させる原資としている。 

評価項目は、 
「全体の医業収益」、 
「診療科の収益」、 
「個人の収益」、 
「個人の人物評価」とし、 
人物評価については、その周りの人たち、看護師やコメディカルといった人たちが評価している。 

収入に反映されるので医師も一生懸命頑張る。 
収入が上がる医師もいれば下がる医師もいる。 
下がった医師の不満を院長が聴いてガス抜きをしている。 

・当院では総合内科医が4人いて、よほど専門的なものでない限り、たとえば肺炎程度であれば総合内科医で診ている。 
総合内科の入院で70床程度。 
また、常勤の麻酔科医が2人いるが、この2人が深夜の呼び出しでも快く受けてくれるので大変助かっている。こういう医師は、当然人物評価も上がる。 

・増収でも減益では意味がない。 
それなら減収増益のほうがよい。 

・色々申し上げたが、経常損益、不良債務ともに計画をクリアしている。 
今後も引き続きがんばって頂きたい。 



http://www.hosp-izumi-osaka.jp/keiei_kenzenka/pdf/23/kaikaku_111011.pdf