伊豆今井浜病院、100床増床認める 賀茂地域医療協で県

2012.10.06

伊豆今井浜病院、100床増床認める 賀茂地域医療協で県 /静岡県 
2012.10.05 朝日新聞 

 南伊豆地区の首長や医療関係者らでつくる賀茂地域医療協議会が4日開かれ、県は、民間の伊豆今井浜病院(河津町)から要望があった一般病床100床の増床計画を認めた。 

しかし、協議の中では「3年後の保健医療計画の改定で基準病床数の見直しが予想される中での増床は適当か」など、慎重な意見が多かった。 

 伊豆今井浜病院は、5月に下田市から河津町に移転した。現在の一般病床は60床。3月の同協議会では、開院後の状況を見るとして増床が見送られていた。 

 県は今後、協議会で出された意見を参考に担当課が審査し、最終的には知事が増床の是非を判断する。 



100病床を増床計画の「伊豆今井浜」に異論=静岡 
2012.10.05 読売新聞   


 下田市と賀茂郡5町からなる賀茂地域医療協議会が4日開かれ、圏域内の空き病床数130床のうち、100床の配分を希望した「伊豆今井浜病院」(河津町見高)の増床計画に「時期尚早では」といった異論が相次いだ。 

 同病院は地域医療振興協会が今年5月、下田市から新築移転して開設した。 
診療は内科、小児科など8科目、一般病床は60床。 

計画では2016年4月から一般病床160床体制とし、うち50床を回復期リハビリテーション用にあてる。 

 これに対し、協議会委員の各市町長や医療関係者などからは、 

「16年には圏域全体で病床数が過剰になっている恐れがあり、既存の病院の経営が圧迫されかねない」 

「地域で本当に必要とされる2次救急患者に対応できない現状で、病床だけ増やすのは妥当でない」などと、増床に慎重な意見が多く出された。 




伊豆今井浜病院、100床増に異論噴出-賀茂地域医療協議会 
2012.10.05静岡新聞  

 下田市と賀茂郡5町の首長や医療関係者らで構成する賀茂地域医療協議会が4日、同市で開かれた。 
静和病院閉院に伴う病床配分について、県は伊豆今井浜病院を2016年に100床増やす案を示した。これに対し「不必要では」などと異論が噴出した。 

 会議で、下田市の下田メディカルセンターの杉原弘晃院長は「不足している看護師の取り合いを招きかねず、地域医療のためにならない」などと厳しく批判した。 
また、下田市の楠山俊介市長は「100床増やして賀茂地域全体の医療がよくなるのか」と県に慎重な判断を求めた。 

 今後は、県医務課が会議の内容を精査し、早ければ年内中にも正式に増床を決定する方針という。 




県増床計画案に疑問 今井浜病院の100床-賀茂地域医療協 
2012.10.05伊豆新聞 ) 

 ■「不足医療踏まえ議論を」 

 賀茂医療圏域の余裕病床130床をめぐり、病床新規整備などを議題にした「第1回賀茂地域医療協議会」が4日、下田市の県下田総合庁舎で開かれた。 
一般病床100床の増床計画を示している伊豆今井浜病院(河津町見高)について協議。県が計画を適当と判断し配分するとした案に対して、出席者からは「決定時期が尚早では」「圏域で不足している医療の提供を踏まえた議論が必要」「不足する看護師を取り合うことにならないか」などの意見があった。 

 同病院は現在、一般病床60床があり、新規に100床(急性期50床、回復期リハ50床)を整備する計画。2013年夏に着工、16年4月に開院予定で、医師は計画数の12・4人を確保済み、看護師(80人を計画)は今後20人を確保予定という。 

 県は、同病院が配分条件を満たし、今年5月の開院後の運営も順調に推移していることから増床計画を適当と判断した―と説明。 

各市町首長、医療関係者からは「利用している住民の利便性が向上するのは良いが、賀茂全体の医療を考えると決定に疑問を感じる」「今回の増床決定が他の病院の配分に影響しないか」といった声が聞かれた。 

 県は今回の意見を集約して県庁へ上げ、最終決定を受けるとした。 
前回3月の協議会で配分が見送られた伊豆東部総合病院(東伊豆町稲取)については、増床計画が変更されたため計画を審査中と報告した。 

 また、協議会では県保健医療計画の改定、肝炎対策推進計画についても協議、報告された。 

 【写説】伊豆今井浜病院の病床新規整備について意見を出し合う出席者=下田市中の県下田総合庁舎