地域ホスピタリストプログラム(安房医療センター 亀田G)

2012.10.03

地域ホスピタリストプログラム(安房医療センター 亀田G) 

 全国において、地域医療の担い手が不足し、危機的状況にある市町村も珍しくありません。 

殊に、地域にある中小病院で勤務する医師不足は深刻です。 
地域の病院総合医(以下、地域ホスピタリスト)が医療再生のカギを握っていることは、前総合診療学会長の小泉氏も指摘するところです(日本内科学会雑誌100:3687-3693,2011) 

一方、大学病院や大規模市中病院で育成される医師で、地域医療を目指す人は少ないのが現状ですし、また、大学病院や大病院で育成された医師は臓器専門志向が強く、地域ホスピタリストとして機能できない場合が多いようです 

本プログラムでは、日本の地域医療で最も必要とされている地域ホスピタリストを育成するものです。 
  

プログラムの中心は、安房地域医療センター(ARMEC)という地域の中核病院です。病床数は149床ですが、すべて急性期病棟であり、平均在院日数は17日前後です。 

救急専門医が2名常駐し、救急医療が非常に充実しています。 

平成23年度の救急患者数は24000名、救急車搬送台数は2100名です。 

病棟診療の中心は総合診療科で、常時50~60名の患者を担当しています。 

比較的小さな病院でありながら、消化器内科専門医、循環器内科専門医も常駐しています。 

また、協力型臨床研修病院であり、初期研修医が常時数名勤務しています。 

特に、地域ジェネラリストプログラムという地域医療を目指す医師を養成する初期研修プログラムのホームベースでもあります。 

 ARMECは亀田グループの一員であり、亀田総合病院や家庭医後期研修プログラムを有する亀田ファミリークリニック(KFCT)の近くに位置し、人事交流はもちろん、教育レクチャーの同時中継などが盛んに行われています。 
 本プログラムでは、亀田総合病院や亀田ファミリークリニック館山のローテーションを織り交ぜることにより、オールラウンドに臨床のできる地域ホスピタリストを育成します。 

プログラム概要:3年間 

安房地域医療センターでの研修: 

病棟研修、救急研修、外来研修を行います。病棟診療は、脳卒中を含め、内科のcommonな疾患を経験します。 

指導医は、亀田総合病院で、内科、感染症科、小児科などの研修を終えた人が中心です。 

毎朝の新入院患者カンファのほか、金曜日午後には放射線科医師との画像カンファ、毎週月月曜日午後にはアメリカ人指導医の指導、さらに、亀田の教育レクチャーを同時中継したり、教育環境には非常に恵まれています。また、初期研修医の教育にも携わり、教えることで教わります。 

救急外来研修については、専属の常勤指導医がいることなどから、内容の濃い救急外来研修を受けられます。外来研修については、3年間を通じて、継続外来研修を行います。 

亀田総合病院での研修: 
必須ローテーションの総合診療・感染症科では、感染症に強い総合診療を集中的に学びます。あわせて初期研修医の指導方法、カンファランスの運営、チーム医療のあり方などを学びます。 
このほかに、亀田の自由選択期間を十分確保してあり、臓器専門内科、皮膚科、放射線科、緩和ケア科などの研修を受けることもできます。 

亀田ファミリークリニック館山での研修: 
アメリカ家庭医療学会認定専門医のもとで、診療所ジェネラリストとしての幅広い能力について指導を受けます。成人のみならず、小児から妊婦まで幅広く診療し、さらに、在宅医療、緩和医療、予防医学なども学びます。 

自治体病院での研修: 
近隣の自治体病院で1カ月の研修をしていただき、自治体病院で勤務する地域ホスピタリストのrole modelから学んでいただきます。 

見学は随時可能です。お問い合わせをお待ちしています。 
(プログラムディレクター:西野 洋) 

お問い合わせはこちらまで 
担当:診療支援室 伊藤 
℡:0470-25-5111(代) 
お問い合わせメールを送る 




地域ホスピタリストプログラムローテーションの例:PDhttp://www.awairyo.jp/armec4.pdf