「説明不足」市議会が否決 志木市民病院の指定管理者制

2012.09.28

 

「説明不足」市議会が否決 志木市民病院の指定管理者制 /埼玉県 
2012.09.27朝日新聞 

 経営難の志木市立市民病院について、志木市議会は26日の本会議で、来年4月から経営形態を指定管理者制度に移行するための条例改正案を賛成少数で否決した。 

病院の将来像や財政シミュレーションについて、議論や市の説明が不十分だとして、手続きを急ぐ市側に待ったをかけた格好だ。 

 市は来年4月以降、新たに選ぶ指定管理者に病院の経営を任せたうえ、市内の別の場所に建て替える方針を決定。9月市議会にこれに関する条例改正案を提出し、議決後、指定管理者の公募を始める計画だった。 

 ところが、12日の市議会総務常任委員会で、「人口7万人の市に市民病院が必要なのか」などの意見が相次ぎ、否決。 

さらにこの日の本会議でも「廃止しろというつもりはないが、必要性を明確にする必要がある」という反対討論があり、結局、賛成3、反対9(退席2)で否決された。 

 その後、市議会は経営形態の見直しについて、市に速やかに方向性を示すことを求める決議をした。 

 長沼明市長は「指定管理者制度が最善の選択肢だという考えに変わりはない。 

民間譲渡なども含め、速やかに見直し案を示し、来年4月以降も地域医療を提供できるように努力したい」と話した。(加藤真太郎) 


志木市議会は二十六日、経営難の「志木市立市民病院」に指定管理者制度を導入する条例改正案を、賛成三、反対九、棄権二の賛成少数で否決した。(東京新聞) 


制度導入後の財政支出計画などに関し、市当局から十分な説明がなかったことが理由だ。 


 市は今議会で条例案が可決されれば十月にも指定管理者となる病院を公募し、老朽化した病院を建て替えて二〇一五年四月までに完成させる予定だった。 
否決で計画はいったん棚上げになる。 


 ただ議会はこの日、病院の経営形態見直しについてさらに議論するべきだ、との決議を行った。 

このため市はあらためて指定管理者制度の導入効果などについて説明、理解が得られれば次回の議会にも条例案を再提出したい意向だ。長沼明市長は取材に「もっと努力し説明しなければならない」と話した。 (上田融)