5病院黒字見込み 石川県内公立病院の昨年度決算 公立宇出津は21年ぶり  珠洲市総合は15年ぶり 診療体制充実や経費削減

2012.08.10

 

5病院黒字見込み 石川県内公立病院の昨年度決算 公立宇出津は21年ぶり 珠洲市総合は15年ぶり 診療体制充実や経費削減 
2012.08.08 北国新聞 
  
県内の公立病院の2011年度決算(見込み)で15病院が黒字、3病院が赤字となる見通しとなった。
公立宇出津総合病院は21年ぶりに、珠洲市総合病院が15年ぶりに黒字転換する見込み。 
医師確保による診療体制の充実で収入が伸び、経費削減もあって収支が改善した。経営健全化を進める各病院で経営改革の成果が出ている。 

 純損益で黒字見込みは県立中央、県立高松、加賀市民、小松市民、能美市立、公立松任石川中央、公立つるぎ、金沢市立、志雄、公立羽咋、公立能登総合、公立穴水総合、公立宇出津総合、市立輪島、珠洲市総合の各病院。 

純損失を出すのは山中温泉医療センター、河北中央、町立富来の各病院。 

 県立中央はがん化学療法の外来、入院患者が伸びた影響で13年連続黒字見込み。 

金沢市立は入院患者数の増加や入院診療単価の伸びに伴って2期連続の黒字を見込む。 

公立松任石川中央は患者数の増加が大型医療機器などの減価償却費の伸びを吸収し14年連続で黒字を確保する見込み。 

 統合新病院を計画する加賀市の市民病院は医療収入の増加で9期ぶりに黒字転換するが、 

山中温泉医療センターの赤字が響き、病院会計では6400万円の純損失で9期連続の赤字見通し。 

 公立能登総合は新規の施設基準達成に伴う診療報酬アップと、11年度から始めた医薬品の一括仕入れなどによる経費削減で過去最高益となる見込み。 

 市立輪島は、県や金大附属病院の協力で医師が増えて収益環境が改善する一方で、職員の退職手当が膨らんだ。 

公立宇出津総合は内科医師の増員で医業収益が伸び、国の繰越基準見直しに伴う繰入金の増加も影響した。珠洲市総合は窓口業務の民間委託、診療材料や医薬品の在庫削減など経費を削減した。 

大幅