帯広の「北斗」*社会医療法人債を発行*全国初、6年で2億円

2012.07.04

 

帯広の「北斗」*社会医療法人債を発行*全国初、6年で2億円 
2012.07.03 北海道新聞  

【帯広】社会医療法人「北斗」(帯広、鎌田一理事長)は3日、北洋銀行が全額を引き受ける無担保社会医療法人債「北洋メディカル債」を発行する。 

発行額は2億円で発行期間は6年。 
厚生労働省によると、社会医療法人債の発行は全国で初めて。 

 社会医療法人は救急や小児科など、公益性の高い地域医療を行っている医療法人。 
2007年に制度化され、全国で162法人(うち道内19法人)が認定されている。 

 本来は自治体が担う採算性の低い分野をカバーするため、税制面で優遇措置が受けられるほか、債券の発行が認められ資金調達の幅が広がる。 

 北洋銀によると、債券発行には財務内容についての厳しい監査が求められ、二の足を踏む社会医療法人が多い。 
逆に債券が発行できれば財務内容の健全性がアピールできる。 

 「北斗」は帯広市内で北斗病院(400床)などを運営し、09年4月に救急医療の地域拠点として道から社会医療法人の認可を受けた。 

債券で調達する資金は最新鋭のがん治療装置導入などにあてる。償還期限の6年後まで、金利払いが半年に一度だけでいいなどの利点がある。 

 北斗病院の久保田亨事務部長は「より有利な条件で資金調達が可能となり、救急体制の強化を図っていきたい」と話している。