地域医療 日米の違いは?  高知大でハワイ大生研修

2012.07.21

地域医療 日米の違いは?  高知大でハワイ大生研修 
2012.07.20 高知新聞  


 ハワイ大学の医学生3人がこのほど、南国市の高知大学医学部で2週間の研修を行った。 
両大の研修交流の一環で、高知大病院のほか地域の病院や訪問診療を見学。日米の医療の違いを学んだ。 

 研修は海外の医療に触れて視野を広げようと、ハワイ大に留学経験のある小林道也教授が中心になり約20年前に開始。 
当初は高知大生のハワイ訪問のみだったが、2005年からは相互に行き来している。 
今回はハワイ大の1年生が訪れた。 

 高知市では在宅療養支援診療所「ネクストホームクリニック」の訪問診療に同行した。 

 医師や看護師らが患者の自宅やグループホームに向かう日本式の訪問診療は、ハワイではほとんどないそう。3人は「ハワイだと医療費が高額になってしまうので無理だが、いいシステムだと思う」と話し、「患者に寄り添う医療」を興味深そうに見学していた。 

 両大の学生たちは、日米の「地域医療」をテーマに意見交換も行った。 

 自国の地域医療として高齢患者を中心としたへき地医療を挙げた高知大生に対し、ハワイ大生はホームレスのケアや、若者へのメンタルヘルスケアを紹介。両国の取り組みの違いを認識しながら、「病気を予防し、地域社会での暮らしを支えることが大事」と活発に話し合っていた。 

 家庭医を目指しているハワイ大生、マリッサ・イサキさん(23)は「日本では医師が患者に献身的なことに驚いた。医師としての意識を見習いたい」と話していた。(門田朋三)