診療報酬650万円不正請求 ホスピタル坂東470床 保険医療機関取り消し

2012.05.28

診療報酬650万円不正請求 ホスピタル坂東470床 保険医療機関取り消し=茨城 
2012.05.26 読売新聞   


 看護師の人数を水増し申請するなどの手口で、診療報酬650万円を不正請求していたとして、関東信越厚生局は25日、坂東市沓掛のホスピタル坂東(田中勝也院長)の保険医療機関の指定を取り消すと発表した。期間は8月1日から5年間。 

取り消しにより、健康保険が使えなくなる。 
病院は、2次救急医療施設にも指定されており、県は、病院運営者の変更なども視野に対応を検討する。 

 2006年7月、情報提供に基づき、厚生局が同年12月から11年9月までの監査を行い発覚した。 

14人で届け出た看護師が、実際には5・9人だったなど、請求した診療報酬の施設基準に達していなかった。 

 さらに、算定基準を満たしていない療養病棟入院基本料なども加算しており、04年8月~06年10月に少なくとも17人分89件、650万6644円の不正請求があった。 
病院側は不正受給分を返還する意向で、厚生局は刑事告発しない方針。 

 同病院は医療法人清風会(田中敦子理事長)が1962年に開設。病院は今後、不正受給額の詳細を算定するが、内科、外科、精神科など16科470床ある総合病院で、診療報酬の根幹となる施設基準を偽っていることから、不正請求額が数千万円にふくらむ可能性もあるという。 

 病院には現在、約270人が入院中。田中院長は取材に対し、「病院全体では基準を満たしていると事務に誤解があった」と説明。「患者さんが医療費を自費で負担するのは困難。他の医療法人への売却も考えている」と話した。 

 坂東市保険年金課は「市内で一番大きく、地域医療で重要な役割を担っており、事実なら市民は非常に困惑するだろう」としている。 

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