地域医療の新たな核完成 下田メディカルセンター内覧会に住民ら

2012.04.21

地域医療の新たな核完成 下田メディカルセンター内覧会に住民ら 
2012.04.18 伊豆新聞 

 ■賀茂6市町 来月1日に診療開始 

 老朽化した共立湊病院にかわる新公立病院として、賀茂地区6市町の一部事務組合が建設した「下田メディカルセンター」が下田市六丁目の旧下田南高跡地に完成し、17日に竣工式と一般向け内覧会が開かれた。 

6市町の首長、指定管理の医療法人と関係機関の代表者ら約60人が出席。 

最新の医療設備を備え、地域の第2次救急を担う新しい中核病院の完成を祝った。開院は5月1日。 

 川勝平太知事、救急医療で連携する順天堂大静岡病院(伊豆の国市)の三橋直樹病院長らが来賓として駆け付けた。 

 あいさつで湊病院管理者の鈴木史鶴哉南伊豆町長は「指定管理の静岡メディカルアライアンス(SMA)と協力し地域住民に信頼される病院を目指す」、杉原弘晃病院長は「順天堂と連携しつつ1人でも多くの人が天城越えをしなくて済むような医療を行っていく」などと決意表明。 

川勝知事も県として医師3人を継続派遣する方針で「1市5町が連帯感を強め、SMAとともに地域医療の充実を図ってほしい」と激励した。 

 関係者はこの後テープカットを行い、病院内を見学。最新の医療設備を備えた診察室、手術室、病棟などを見て回り、地域の急性期医療など新病院の果たす役割に期待を寄せた。 
一般内覧会には地域住民ら約1500人が詰め掛けた。 

 同センターは敷地面積1万9280平方メートル、鉄筋コンクリート造り3階一部4階建て、延べ床面積8632平方メートルの免震構造。1階に外来や検査室、2階に手術室、リハビリテーション室などが設けられ、2、3階が154床の病棟となる。 

医療設備関係では最新のCT(コンピュータ断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像)、血管造影などの高性能機器を導入した。病院棟背後には鉄筋コンクリート造り4階建ての職員宿舎も建設。 
駐車場は300台分確保した。 
総事業費は約31億8千万円。 

 診療科目は内科、消化器内科、循環器内科、外科、整形外科、小児科、眼科、耳鼻咽喉科、麻酔科、婦人科、脳神経外科、皮膚科、形成外科、泌尿器科、リハビリ科の計15。 

医師は常勤10人、非常勤10人で、病床は101床で開院し、看護師らスタッフを確保しながら1年後をめどに全床を稼働させる計画。 

閉鎖後の共立湊病院敷地内には同センター付属「みなとクリニック」(内科)を開設し、5月2日から診療を開始する。