加古川市民病院機構(兵庫県加古川市)/統合新病院整備基本構想案まとまる

2012.04.26

加古川市民病院機構(兵庫県加古川市)/統合新病院整備基本構想案まとまる 
2012.04.25 日刊建設工業新聞   


 地方独立行政法人「加古川市民病院機構」(兵庫県加古川市)は、西市民病院と東市民病院の統合に伴う新病院の基本構想案をまとめた。 

両病院の職員らで構成するプロジェクトチームが検討を進めていたもので、23日開かれた同機構活性化協議会と活性化委員会で了承された。 

新病院は病床数603床程度、診療科は28科とし、消化器や心臓血管など五つの診療センターを備える。延べ床面積は5万平方メートル程度を想定し、免震構造を採用する。12年度に事業手法を決定し、設計作業に着手する。 

 建設予定地は、JR加古川駅から北西へ約600メートルの日本毛織工場跡地(本町439ほか)。現在は同社の関連工場があるほか、大規模な商業施設が立地する。機構が全体敷地約10ヘクタールのうち3ヘクタールを取得し、県東播磨地域の中核となる新病院を建設する。 
本年度に用地を取得する。 

 基本構想案によると地域医療の基幹病院としてがんや脳卒中、心筋梗塞、救急医療などを充実し、安全で質の高い医療を提供。 

2次救急患者を安全に受け入れる。診療内容のレベルアップを図るため、消化器▽心臓血管▽こども▽周産母子▽がん集学的治療-の五つの診療センターを設け、チーム医療を実現することでより高度な医療を提供、地域完結型医療を担う。 

 また、教育支援センターを設置し、看護師や医療技術者をはじめ、職員らを育成。教育やキャリアアップを一元的に支援し、臨床研修体制も充実させる。 

 病床数は、現在の西市民病院(405床)と東市民病院(198床)を合わせた603床程度とし、救急病床や集中治療室、新生児集中治療室など設ける。診療科は28科とし、手術室は12室を基本に配置する。 

 建物の基礎に免震構造を採用し、低層から高層の病棟を配置、延べ床面積は5万平方メートル程度を想定している。敷地内にある水路を付け替え、建設用地を造成した上、新病院を建設する。敷地は2・8メートルかさ上げする予定だ。 

 同機構では現在、品質を確保し、コスト削減につながる事業手法を検討しており、本年度中に設計・施工の委託方法などを決定し、事業者を選定する。本年度から設計に着手し、13年度中に実施設計をまとめ、敷地の造成など一部工事を始める予定。17年の開院を目指す。事業費は約200億円を見込む。