ローテーション」とは何か?  新・光が丘病院の医師体制~

2012.03.12

「ローテーション」とは何か? ~新・光が丘病院の医師体制~池尻成二のブログ(3・10) 

光が丘病院問題。区民の会と患者の会共催の集会、終了。 
4月に向けて強い危機感がこもごもに語られました。緊急事態宣言を採択。 
80人以上が参加 練馬の医療は「非常事態」 10日午後、「練馬の医療を守る緊急集会」が開催されました。 


 主催は、光が丘病院の患者の会と日大光が丘病院の存続を求める区民の会。冷たい雨の中でしたが、会場の光が丘体育館には80人以上が参集、通院中の患者さんも含め活発な意見が続き、充実した会合になりました。 
参加者からの提案を受け、練馬の地域医療の「非常事態」を宣言することになりました。集会声明は、間もなく区民の会のホームページ(こちら)に掲載されると思います。ぜひご覧ください。 


「ローテーション」とは何か? ~新・光が丘病院の医師体制~  

4月からの新・光が丘病院。小児科の医師体制は常勤8人、そのうち6人が地域医療振興協会内部からのローテーション派遣…今日の産経新聞が報じています。 

一昨日7日に、久しぶりの小児科の引き継ぎ(診療科プロジェクト)が開催され、その場で協会からこうした話があったことを私も確認しました。 

ローテの6人のうち4人は横須賀の市立うわまち病院から。後の2人は北区の病院(北社会保険病院)からということのようです。 
  
それにしても、ローテーションの常勤、とはどういう意味でしょう?  
7日の引き継ぎでは半年ごとのローテーションという説明だったとのこと。 
半年ごとということは、通年では0.5人分にしかなりません。 
そうすると、ローテで6人とは、実質は常勤3人分ということになります。 
合計では8人でなく5(2+3)人!? 
  
ローテについては、実は6日にあった別な会議では「2週間~1,2カ月単位」という話が出ていたとも聞きます。 

こうなると、もういくらかでも安定した診療体制が組めるはずはありません。 

半年なのか、それとも2週間なのか。 
どちらが本当か、わかりません。ただ、少なくとも小児科医の過半は固定した固有の常勤医師ではなく、他の病院から回されてくる医師であることは確実なのでしょう。 

常勤と言いながら、実際には入れ替わり立ち替わり。そして、もしかしたら「常勤医8人」というこの数字自体が、“誇大表示”かもしれない…。 
 都も区も、協会が言う「常勤医」の実態を把握してはいなかったようです。 
直ちに、しっかりと調べてもらわなければなりません。 

 もともと、小児科の医師配置は区が行った公募選定でも、とても大きなポイントになりました。 

区が協会を選定した際に「特に高い評価を得た点」として挙げられたものの中にも、こんな記載があります。 

②人材の確保について積極的な姿勢がみられる。 
また、日大光が丘病院が現在行っている小児医療や周産期医療を維持するために必要な医師数が提案されている。  
この「医師数」については、委員会で質疑をしました。 

9月16日です。 

池尻 今日の選定理由を見てますと、日大光が丘病院が現在行っている小児医療や周産期医療を維持するために必要な医師数が提案されているとあります。 

産科、それから小児科の医師の配置について、どんな人数をご提案か聞かせていただけますか。 


地域医療課長 常勤医においては同程度という提案をいただいております。 

池尻 では聞き方を変えます。 
今の日大光が丘病院の小児科と産科のドクターの人数を教えてください。 

地域医療課長 常勤医でいいますと、小児科が15人、産科が5人と聞いております。 
 日大の医師配置は、年末には16人だったそうです。15人あるいは16人がたとえば11とか12人になるのなら、まぁまだわかりますが、8人、しかもその過半がローテーションとなると、これはもうどんな意味でも「同程度」とは絶対に言えません。 
  
そしてもう一つ気になること、とっても気になること。 
それは、このローテーションの医師を出す側の病院の問題です。 
うわまち病院の小児科医は14人、そのうち5人が横須賀市民病院に出ています。 
実質9人です。 
もしそのうち4人が抜けるとしたら…。横須賀市はこのことを知っているのでしょうか。 
横須賀市や周辺の小児医療は、大丈夫なのでしょうか。 
 今日現在、事前相談計画書は出ていません。 
こんな医師配置で、都は許可を出せるのか。先が見えません。