医師確保が最重要 医療連携機構の準備会で一致 舞鶴

2012.03.30

医師確保が最重要 医療連携機構の準備会で一致 舞鶴 /京都府 
2012.03.28 朝日新聞  



 舞鶴市の公的病院再編を担う「舞鶴地域医療連携機構」の設立に向けた準備会議が26日夜、市役所であった。 
出席した病院長からは、医師不足への危機感を訴える声が相次ぎ、「機構の役割で最も重要なのは医師の確保」との認識で一致した。 

 出席者は、舞鶴医療センター、舞鶴共済病院、舞鶴赤十字病院の各院長、多々見良三市長ら。座長は、荒木義正・舞鶴医師会長が務めることになった。 

 機構の主な役割は、救急医療体制を充実させることや、病院間の連携強化、医師確保の推進だ。 

この日、とくに議論となったのは、市が新設する「市休日(夜間)診療所」の医師をいかに確保するかの問題だ。 

 舞鶴市では、休日の救急医療は各病院が輪番制で受け持ち、平日の夜間は各病院で救急患者を受け入れている。 

だが、どの病院も医師が足りず、内科ではなく眼科や耳鼻科、精神科などの医師まで当直に動員しているのが実情。こうした状況のまま休日(夜間)診療所まで受け持つのは難しいという。 

 病院長らは 

「疲弊した勤務医の負担を軽減するために休日(夜間)診療所を設けると聞いている」 

「(医師を派遣してくれる)府立医大にも機構に参加してもらうべきだ」などと主張。 

医師不足の解消が、病院間の連携を進めるうえでの最優先課題だとする意見が大勢を占めた。 

 市はこうした事情から、休日(夜間)診療所は当面、休日だけ診療し、体制が整えば夜間まで拡大する考え。 
市の担当者は病院長らに対し「具体案を作って提案する」と述べた。 

 一方、市は27日、舞鶴の病院再編を盛り込んだ府の「中丹地域医療再生計画」が、26日付で国から正式に承認されたと発表した。 

 (伊藤誠)