光が丘病院の医療水準問題 練馬区長が責任論回避

2012.02.02

光が丘病院の医療水準問題 練馬区長が責任論回避 
2012.02.01産経新聞   


 練馬区の志村豊志郎区長は31日、平成24年度区予算案の定例会見を行い、その中で光が丘病院運営法人交代問題について、昨夏の発表後、初めて公に報道陣の取材を受けた。 

 後継法人の地域医療振興協会が確保したとする医師の数(約70人)が現在の日大光が丘病院より少ないなど、新病院の医療規模・水準に懸念が出ていることについて、責任の取り方を問われると、志村区長は「協会は医師を集めており、責任について述べるのは時期が早い」として言及を避けた。 

 日大と、残留について交渉の余地はあるかとの質問に対し、志村区長は「最終交渉でも妥結しなかった。地域医療振興協会と引き継ぎしている段階で、日大に頭を下げることはできない」と否定した一方、「なぜ練馬から去るのか。 
その責任はどうするのか」と日大への不満を口にした。 

 また、区側は「4月から342床で開院する」「救急医療も、3月末に停止するが、4月1日から再開する」とこれまでの説明を繰り返した。 
しかし、具体的な開院計画などの説明はなく、都に昨年11月に提出予定だった計画書の遅延に及ぶと、区側は「2月には出したい」と述べるにとどまった。 

                   ◇ 

 練馬区は24年度当初予算案に、光が丘病院改修費などを5億1千万円、光が丘病院を委託先とする周産期セミオープンシステム委託費を3200万円、同院を含む3院に委託する小児初期救急医療委託費として5500万円を計上した。「周産期」と「小児初期救急」について、今年度は日大光が丘病院に委託されている。