東京建物など、都心に国際医療拠点 亀田病院誘致

2012.02.08



東京建物など、都心に国際医療拠点 亀田病院誘致 

2012/02/07 13:03 日経速報ニュース・日本経済新聞 
  

東京建物などが東京都中央区の京橋に建設する再開発ビルに、2013年4月にも医療法人鉄蕉会(亀田隆明理事長)が外国人にも対応できる新しい医療施設を開設する。 

東京駅に近い地の利を生かし、医療の国際化に取り組む新しい試みで、少子高齢化時代の成長戦略を具体化する先行事例になりそうだ。 

 再開発ビルは東京駅から徒歩6分程度に位置する。24階建て、延べ床面積は11万7000平方メートルで、13年4月に完成する予定。このほど鉄蕉会が2階と4階部分に「亀田京橋クリニック(仮称)」(1350平方メートル)を開くことで合意し、賃貸契約を結んだ。 



 鉄蕉会は千葉県鴨川市に亀田総合病院(925床)などを展開する。欧米の保険会社が保険の適用条件とすることの多い、国際病院評価機構(JCI)の認証を日本で初めて取得した。 

新しい病院も同認証を取得するとともに、英語での案内も実施するなど、外国人に対する国際医療サービス体制を整える。 

 また亀田総合病院で手術を受けた患者のフォローアップのための外来、乳腺科や婦人科などの女性外来も実施する。磁気共鳴画像装置(MRI)、コンピューター断層撮影装置(CT)、マンモグラフィー(乳房X線検査装置)などの機器をそろえ、人間ドックのコースも設ける計画だ。 

 京橋の再開発は東京駅前の「国際戦略総合特区」に属し、外国人来訪者の増加につながるテナントの誘致を狙っていた。 
東京建物は「東京駅が近く訪れやすいため、医療機関が持つ国際競争力を発揮しやすくなる」とみている。 

 これまで東京都内の再開発はオフィスに、商業施設やホテルを併設して付加価値を高めてきた。 

ただ、最近は開発案件が増え、競争激化からオフィス賃料が低下。少子高齢化時代をにらんだ新しい再開発が課題になっていた。 

 政府はデフレからの脱却などを目指して成長戦略を打ち出しており、医療・介護はその戦略分野の一つ。 

政府がまとめた日本再生の基本戦略にも重点施策として「わが国のすぐれた医療サービスを海外に展開する拠点整備」を掲げていた。 


http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819694E2E4E2E29F8DE2E5E2E0E0E2E3E09F9FE2E2E2E2;av=ALL