岩手この1年:/下 花泉診療所、再び県立に

2012.01.01

岩手この1年:/下 花泉診療所、再び県立に /岩手 
2011.12.31 毎日新聞 
 ◇運営法人、入院受け入れず 

 一関市花泉町の県立花泉地域診療センターから10年4月に民間移管された花泉診療所が、10月から入院患者の受け入れを停止していたことが判明した。 
県は診療所を運営する医療法人「白光」と来年度以降の契約を更新せず、県立の無床診療所に戻す方針を決めた。 

 花泉診療所は、入院病床が休止された地域診療センターで初めて民間に移管され、「10年間以上、有床診療所として使用する」契約だったが、同法人の橋本尭夫会長は「夜勤まで対応できる看護師の確保は困難」として、入院患者の受け入れを停止。看護師増員のための財政支援を求めたが、県や一関市はこれに応じなかった。 

 地域医療のモデルケースとして注目を集めた民間移管はわずか2年で頓挫する形となり、県議会では県の責任を問う声が噴出。達増拓也知事が陳謝に追い込まれた。【金寿英】 
http://www3.pref.iwate.jp/gikai/user/www/Zenbun/page/conferenceId/184/pageStart/474931/pageEnd/474941/



 花泉診療所のニュースは今までも何回も流れていて、元々は岩手県立病院だったものを有床を10年維持する契約で民間移管したのに移管された医療法人が契約を守らないで有床で入院受け入れを拒否していることが契約違反だと岩手県議会でも取り上げられたりしていました。結局、今開かれている岩手県議会で岩手県医療局が来年4月から県立診療所として無床化する方針を発表したようです。Powered By FC2ブログ 


 何回も流れているニュースなのでいろいろ書き込んでも仕方がありませんけれど、ひとつ分からないのは今回移管した医療法人が駄目だった次にどうして新しい医療法人を探さないで無床化すると決めてしまうのかということです。一度は移管する医療法人が見つかったわけですから次の引き受け手が見つかる可能性があるとは考えないのでしょうか。それとも岩手県医療局は別の引き受け手が見つかるはずがないと思う理由が何かあるのでしょうか。 

 同じニュースの中で、岩手県知事の達増が今回移管された医療法人に公募の前に頼むと電話していたというような医療法人側の話が載っていました。本当かどうかは分かりませんけれど前回はそうやって公募前に裏で頼み込んでいたから引き受け手がいた、今回はそういう裏取引をしていないから新しい引き受け手がいるはずがない、だからろくに探しもしないですぐ無床化の方針を発表した、という筋書きは、今までの達増や岩手県庁のお役人のやり口を想像すると大いにありそうな話だと思います。 

 ニュースの中で岩手県医療局の局長の遠藤達雄が「セットになっている老人ホームの入所者に迷惑がかからない対策を考える」というようなコメントをしていましたけれど、最初に医療法人を選んだお役人や10年間有床を維持する契約を破っているときに厳しく当たらなかったお役人がこのことも考えるのだとしたら有効な対策を考えつけるとは思えません。達増や岩手県庁のお役人が本気で花泉診療所の近くに住んでいて花泉診療所を頼っている岩手県民のことを考えているのなら関係したお役人を全員交代させるか、でなければ今まで誰がいつどういう決定をしたか全部公開してみんな不可抗力で誰もミスはしていないことを説明してから同じお役人に同じ仕事をさせてもらいたいものです。