安房地域医療センターの減免措置取り止め問題をめぐる、新聞折り込みについて

2012.01.13

 

http://www.awairyo.jp/oshirase.html

 

安房地域医療センターの減免措置取り止め問題をめぐる新聞折込みについて

 

 謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

 平素より安房地域医療センターの診療活動にご理解とご協力を賜り,心より感謝申し上げます。お蔭さまで,昨年5月に着工した新救急棟の建設工事も順調に進み,当初の計画通り今年3月の竣工に向け,スタッフ一同,気持ちを新たにしているところです。

 さて,昨年末から安房地域医療センターの固定資産税ならびに都市計画税の減免措置取り止めをめぐる問題が新聞報道などで取りざたされておりますが,まずは地域の皆さまに多大な心配と不安を抱かせてしまったことを心からお詫び申し上げます。安房地域医療センターの開設以来,私どもは,地域医療を守るため最大限努力して参りましたし,今後もさらに努力して参ります。

 しかし,地域の皆さまが望む地域医療・救急医療を充実させるためにはお金がかかるのもまた事実です。特に安房地域医療センターのような立地と規模で,不採算な地域医療・救急医療を継続することは非常に難しく,私どもの経営努力だけではどうにも成り立ちません。公的な支援が不可欠です。

 そんななか,昨年10月,事前に何の話し合いもないまま,館山市より「来年度から安房地域医療センターへの固定資産税ならびに都市計画税の減免措置を行わない」との意向が示され,私どもは大変驚き,困惑いたしました。
館山市長は平行して,減免措置の根拠となる条項を削除する条例改正案を館山市議会へ提出し,十分な説明や議論のないまま,すなわち,意図を隠したまま可決しようとしました。これを明らかにした質問文を発表した2日後の1月7日,減免措置が継続されることになったとの報道がありました。しかし,同日付けの太陽会への回答文書では,条例改正案を取り下げることが書かれていただけでした。条例は,減免措置の中止の責任を議会の負わせるものであり,条例が改正されなくても,減免措置の中止は市長の裁量で実施可能です。当初の意向を撤回したとの記述は認められませんでしたので,今も,減免措置を取りやめる意向だと理解されます。

 減免継続か否かの最終決定は4月です。私どもは,地域医療・救急医療を安定して提供し続ける使命と責任を負っています。地域の皆さまの「安心・安全」なくらしの根幹を成す医療を守るため,館山市には,減免継続の決定をいただけるよう努力しているところです。


なぜ,このタイミングで新聞折込みを行ったのか

 社団法人安房医師会から2008年4月に経営委譲を受け,「安房地域医療センター」として再スタートを切ってから早いもので丸3年が経とうとしています。

 委譲に際しては,後継法人の公募から選定,譲渡まで3か月という非常に短い期間で決定し,委譲を受けてからのこの3年間も,地域医療を守ることに必死で取り組んで参りました。しかし,その一方で,地域の皆さまに委譲を受けてからの安房地域医療センターについて知っていただく努力を怠ってきたとの反省に立ち,この機会に,私どもの思いや現状を広く知っていただく目的で,今回,新聞折込みという方法をとらせていただきました。

 医療は電気やガス,水道と同じく,日常生活に欠かすことのできないライフラインだと私どもは考えます。また,超高齢化社会においては,最大の地域雇用の場であり,社会を支える主力産業としても期待されます。今後も館山の「安心・安全」なくらしを守るため,皆さまのご理解とご協力をいただき,微力ではありますが,より良い充実した医療サービスの提供に邁進して参ります。

平成24年1月12日

社会福祉法人太陽会 理事長
 亀田信介

 

(新聞折込み)