近隣6首長「存続を」 志木市民病院の小児入院休止へ /埼玉県

2012.01.23

近隣6首長「存続を」 志木市民病院の小児入院休止へ /埼玉県 
2012.01.20朝日新聞   


 志木市が市民病院の小児科の入院診療を休止する方針を示し、県南西部4市域の小児救急医療態勢=キーワード=が危ぶまれている問題で、近隣の新座、朝霞、和光、富士見、ふじみ野、三芳の6市町長が19日、長沼明・志木市長と会談し、小児救急医療の存続を求める緊急要望書を提出した。 

 要望書は「地域の小児救急医療を確保していくためには、市民病院の小児救急医療の存続が不可欠。応分の財政負担にもできる限り対応する」とした。 

 これに対し、長沼市長は「心配をかけて深くおわびする」と陳謝したうえで、「支援はありがたく、4月以降の継続に向け、一歩踏み出せる。医師の確保は厳しいが、全力をつくしたい」と述べた。 

 市民病院の小児医療は年間約1億6千万円の赤字を計上。市外の患者は入院の8割、外来の6割を占め、志木市民の税金による負担は困難な状況だ。 
4月以降、清水久志・病院事業管理者ら常勤医3人は菅野病院(和光市)で小児救急を担う予定という。 

 会談後、長沼市長は17日に清水管理者を慰留したが、断られたことを明かした。さらに上田清司知事に小児科常勤医の派遣を依頼したという。 

 しかし、県医療整備課は「県立小児医療センターから非常勤当直医の派遣は可能だが、常勤医は困難」としている。 


 ◆キーワード 

 <県南西部4市域の小児救急医療態勢> 志木市立市民病院の入院診療が休止になると、2次救急機関は現在、週2回の受け入れにとどまっている国立病院機構埼玉病院(和光市)だけ。 

 元々、隣接する東京都内への依存度が高い地域だが、都立清瀬小児病院が10年2月に閉院。3月末には日大付属練馬光が丘病院も閉院予定で、態勢の整備が喫緊の課題になっている。 



埼玉・志木市民病院 小児科入院患者の受け入れ継続へ 近隣市町が財政支援 
2012.01.19 NHKニュース   


 埼玉県志木市(シキシ)の市民病院が財政難を理由に小児科の入院患者の受け入れ休止を決めたのに対し、近隣の5市1町がきょう、受け入れ継続を求めて財政支援を申し入れ、志木市はこれを受け入れて、休止の方針を見直す考えを明らかにしました。 

 志木市の志木市民病院は、100床あるベッドのうち45床が小児科用で、昨年度はのべ1万2000人が入院しましたが、人件費などがかさみ、1億6000万円の赤字となりました。 

 このため志木市は、ことし4月から小児科の入院患者の受け入れを休止することを決め、小児科の3人の医師も他の病院への異動が決まっています。 

 しかし小児科の入院患者のうちおよそ80パーセントは志木市以外の近隣の自治体に住む患者で、きょう、朝霞市(アサカシ)、和光市(ワコウシ)、新座市(ニイザシ)、富士見市、ふじみ野市(フジミノシ)、三芳町(ミヨシマチ)の5市1町の市長と町長が志木市を訪れ、入院患者の受け入れ継続を求めて財政支援を申し入れました。 

 これに対し、志木市の長沼明(ナガヌマアキラ)市長は「財政支援が得られるのであれば地域医療を崩壊させないためにも見直しを検討したい」と述べ、受け入れ休止の方針を見直し、あらためて医師の確保につとめる考えを明らかにしました。 

 財政支援を申し入れた富士見市の星野信吾(ホシノシンゴ)市長は「小児科の入院施設がなくなると市民生活に大きな影響が出る。財政支援と共に医師の確保にも協力していきたい」と話していました。 



「志木救急市民病院」フジTV 2006年6月17日放映“ワッツ日本”の取材に協力しての感想 
長 隆 

(解説) 
放映の2日前にフジTVの 背の高いアナウンサー・デイレクター・カメラ・音声4人が紹介者なしで訪問され3時間東日本税理士法人の私の部屋で取材を受けました。 
土曜日(2006年6月17日)の11時ごろから志木救急市民病院の特集が放映・私の出番は1分ぐらいでした。 

私は病院にお邪魔したことがないので・公表されている多くの資料を拝見し、また事情に詳しい関係者に状況を伺い意見を述べました。 

的外れの部分は削除し・報道の姿勢に合う部分が放映されたようです。 
画像で多くの視聴者に理解してもらえるよう編集されていました。 

補足的に私の感想をいくつかお話します。 

1・コメンテーターの猪瀬さんが私の小児専門病院に特化する提案を評価してくれていたことは予想外でした。そのための財政負担なら国民の支持を得られることに確信を持てました。 

2・志木市の改革委員会の進め方は極めて拙いことに全く触れられていなかった。 

①委員の人数が多すぎる。5人以下がベスト。中間報告に各委員の意見が数多く羅列されているが最終報告での報告の姿が見えない。 
異なる意見を開示して、ガス抜きすればよいと考えているのか? 
聖域への具体的提言、金額・日限等が明示されていない。埼玉県立病院改革報告を参考にしてほしい。 
埼玉県改革委員会では中間報告まで3月間でした。 

②1年間掛けての審議では遅すぎる。2月以内で答申の必要がある。当時埼玉県土屋義彦知事は「改革はTOPのリーダーシップとスピード」と良く話されていました。 
志木市民病院小児科医の勤務の過酷さをフジTV放映で知った多くの国民が驚き、市の対策の遅さに呆れたでしょう。 

③委員に素人が大勢参加している。 
意見募集で多くの市民の声を聞く必要はあるが、これでは医師の琴線に触れるような答申は期待できない。医師の心をとらえることはできない。 
利害関係のない少数の公益委員のみで構成されるべきであった。埼玉県改革委員会は5人でした。 

④委員構成を見ると、病院関係者が1人で病院で働いている人の声がない。 
これで病院の経営理念・経営方針を決めるとは信じられない。 
志木市のことであるから立派な経歴の方ばかりであろうが、100名の職員が敬意を表する人であってほしい!委員の学識経験者は自治体病院経営改革の経験はあるのか?座長に改革の実積はどのくらいあるのか? 
選考基準は公開されているのか、選考の過程は?これらのことを詳しく公開する必要がある。 

⑤黒字にしたい強い気持ちが 収益最優先となり医師離れでますます赤字になる。 
特化して不採算の小児科に 重点投資して小児科医を倍以上にすることしかない。院長も同意見でしたね。 
診療科の具体的・日限を定めた廃止と言う聖域にふみこんで、きちんとした勧告を出すべきです。 
特化し病床利用率を95%以上にすれば黒字にできる 

⑥委員会の審議で何十億もかけて改築の案が事務局から出ているとフジTVから聞いて呆れました。 
その余裕があるなら、なぜ医師の処遇に投資しないのか?まだ30年は使える。水道管は外に出しても、です。 

⑦埼玉県内の草加市民病院で最近豪華な病院を建築し、医師がいなくなった事例が議会で厳しく追求されている。勉強しなさすぎる。 

⑧清瀬の都立子供の移転に伴い、近隣自治体は志木市民病院を朝霞など広域連携して埼玉県内第2小児医療センターとして共同経営してほしい。 

⑨志木市長の市民からの資金協力の考えは評価できる。 
群馬県などのミニ地方債(病院債)が推奨できる。泉大津に習い小児科に重点投資のため 市民に地方債を購入してもらうことなどは総務省も推奨している。ミニ地方債でNICU導入まですれば、医師の招聘に有効であろう。独立法人(非公務員型・静岡県・那覇市など)で周辺市にもよびかけ、努力するものが報われる経営体(退職金対策からも)がよい。 
本庁財務課の一件査定を廃止し院長に全権限を付与し責任を果たしていただく体制にできなければ、町の病院は消える! 

⑩委員会設置規定の問題点・(埼玉県と比較して) 

1.志木市委員会の権限は『所嘗事務』に『検討』し報告することとされている。 
埼玉県は設置要綱で委員会に 助言にとどまらず、指導権限を与えた。 

2.改修、改築を検討することが明示されている。 
埼玉県では諮問されていない。 
素人集団に検討させる感覚を疑う。改修、改築の専門家の意見こそ必要。 
経験と知識不足の委員に検討させるとは驚きである。 

3.委員の資格に公募市民とか医師会、歯科医師会、薬剤師会などから入れている。 
病院と医師会と意見の相違が多い。埼玉県の委員会は業界団体代表ゼロ!利害の反することが多い業界代表を入れて両論併記 ガス抜き委員会でよいと考えたのか?