特定医療法人の日立・秦病院 質の高い医療追求 リハビリ、救急充実へ

 

特定医療法人の日立・秦病院 質の高い医療追求 リハビリ、救急充実へ 
2011.06.15茨城新聞   
  

公益性の高い病院として「特定医療法人」の認定を受けた日立市鮎川町の秦病院(小澤興院長)が、救急など医療サービスの充実を図っている。 

特定医療法人の認定は、初代理事長の故秦資宣氏の理念「医療は公共なり」を受け継ぎ、地域医療・福祉への貢献が高く評価されたもので、県内病院で6カ所目。同病院では安全で質の高い医療を基本に目下、経営改善を推進している。 

特定医療法人は病院運営が公的に行われていることを国が承認する制度で、公益法人と同様の軽減税率などが適用される。秦病院では今年3月下旬、国税庁長官から承認通知を受けた。 

病院運営が公的に行われることを監視する評議員が新設され、前日立市長の樫村千秋氏を議長に17人で構成。 
理事8人の中には昭和大学長らも加わり、医師確保などを円滑に進めていく考えだ。 

経営改善計画(2010年度から5年間)では 

▽新型X線血管撮影装置など新機器の導入 

▽リハビリ充実▽救急医療の拡充-などに取り組んでおり、10年度は黒字経営に戻ったという。 

11年度予算には日立市からの補助金1800万円が計上されている。 

同病院は今後、県内医療機関ではまだ認定されていない「社会医療法人」を目指し、救急医療や災害医療などの充実に努めていくという。 

今年4月から理事長に就任した小澤院長は「患者さん中心の、安全で質の高い医療を提供するとともに、より高度な先進的医療に取り組み、地域に信頼される医療サービスを進めていく」と話している。(寺内洋二)