八尾市立病院の助産師チーム作製→簡潔な出産育児回答集



八尾市立病院の助産師チーム作製→簡潔な出産育児回答集2010.03.19 産経新聞   
  

 ◆質問減り ケア時間増えた 

 八尾市立病院(同市龍華町)で、助産師チームが出産育児に関する疑問解消のための冊子を作製した。 
冊子は妊産婦が望む情報がまとめられており、妊産婦の疑問への回答に追われていた助産師の負担を軽減、妊産婦へのケアに時間をかけられるようになったという。19日に東京で行われる、自治体の「業務改善運動」の全国大会で発表する。 

 市立病院ではこれまで、妊娠12~13週の妊婦に対し、出産や育児に関するテキスト「こうのとり」を配布していた。 

 しかし、あらゆる情報を網羅しているものの、80ページ近くもある“情報量”に妊産婦も敬遠しがち。このため、助産師は妊産婦から毎日のように同じような質問を受け、回答に追われていた。 

 「こうのとり」のわかりづらさを解消しようという声があがり、助産師4人が昨年7月、妊産婦にアンケートを実施。99件の疑問や質問、不安が寄せられた。この調査結果にもとづき、妊産婦が必要としている情報を集約し、A4判4枚の冊子にまとめた。 

 冊子は、妊産婦から質問が多かった出産や入院生活に関する情報を掲載した。入院のスケジュール表はその日に行う内容だけでなく、必要書類や診察時の注意点を記載。授乳方法は「こうのとり」の、どの項目を開けば必要な情報が掲載されているかページ数を記載、こうのとりの有効活用もはかった。 

 冊子導入後の昨年10月に行ったアンケートでは、妊産婦からの疑問は20件に激減した。 

 助産師の西村富美さんは「質問に答える時間が減ったことで、手をかけたい妊産婦さんに、よりケアの時間を割けるようになった」と効果を語る。 

 東京で発表するプロジェクトリーダーの西本恵美子さんは「公立病院は赤字で自治体の重荷になっているというイメージがあるが、市民に密着したサービスに取り組んでいることを訴えたい」と話している。 

http://www.aiiku.or.jp/aiiku/jigyo/contents/kaisetsu/ks0903/ks0903_1.pdf