公立米内沢総合病院(北秋田市)の存続問題で、北秋田市議会と上小阿仁村議会は17日、それぞれ本会議を開き、両市村で構成する病院組合を来年3月末で解散する議案を可決した



来春、診療所に 組合解散、2議会可決 米内沢病院 /秋田県 
2010.12.18 朝日新聞  
  

 公立米内沢総合病院(北秋田市)の存続問題で、北秋田市議会と上小阿仁村議会は17日、それぞれ本会議を開き、両市村で構成する病院組合を来年3月末で解散する議案を可決した。これにより、北秋田市は、これまでの方針通り、米内沢総合病院の規模を縮小し、来春から無床の市立診療所とする作業に着手する。 

 この日、北秋田市議会では議案への反対、賛成討論の後、採決が行われ、賛成14、反対10で可決された。「職員の身分、就労を保証することを明確に示す必要がある」「人口減・広範囲な面積を考慮し、地域医療の徹底した計画を住民に示す必要がある」との付帯意見がついた。 

 議決を受け、市側は新たに診療所の設置に関する議案を作成し、議会側に示す方針。津谷永光市長は「14対10という重い議決をいただいた。しっかりとした診療所の設置に向け、全力で取り組んでいきたい」と語った。 

 市の方針に反対してきた市民団体「地域の医療を守る住民の会」の成田陸雄代表世話人は「次は、診療所設置の議案審議が大きな問題になる。引き続き、病院としての存続を強く求めていく」と話した。 

 米内沢総合病院の診療所化は、市の財政事情や医師不足を背景に市が打ち出していた。市側は一時、民営化の可能性を探ったが、交渉していた医療法人と条件が整わず断念した。 

 現在、米内沢総合病院に入院している療養病床の患者に関しては、市設置の北秋田市民病院を運営するJA秋田厚生連が、段階的に受け入れる方針を市側に伝えている。 



北秋田市議会 市民病院、来春病床受け入れ 米内沢病院の無床化受け 
2010.12.14秋田魁新報社 
  
  健康福祉委員会で市当局は、北秋田市民病院を運営するJA秋田厚生連が、公立米内沢総合病院の無床診療所化に関し、病床の受け入れを決めたことを説明した。 

 市によると、厚生連は9日の理事会で来年4月1日からの受け入れを承認。 
病床数は調整中で、市は48床程度の受け入れを働き掛けている。 

 米内沢総合病院には療養病床60床が設置され、現在入院中の患者は45人。 
市は患者移送に備え、3月中旬から市内の特別養護老人ホームなどに一時的に患者を入所させる。 

 厚生連によると、未稼働となっている市民病院4階に療養病床を受け入れ、看護師ら25人を新規採用する予定。担当者は「市からは米内沢病院の職員を優先的に採用してくれるよう頼まれているが、一律の基準で試験を行う」と話している。 

 市は、12月定例会に米内沢総合病院を運営する北秋田市上小阿仁村病院組合の解散関連議案を提出している。(布施いずみ) 

  



http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/c-zaisei/hospital/pdf/akita_h21/akita090525_15.pdf