地域 「地域医療を守ろう」 大城医師、母子保健定例会で講演



地域 「地域医療を守ろう」 大城医師、母子保健定例会で講演
(琉球新報2010年11月11日)                

地域医療の現状を訴える大城真理子医師=9日、名護市の労働福祉センター 
  
名護市母子保健推進員の11月定例会が9日、労働福祉センターで開かれ、県立北部病院病理科の大城真理子医師による「地域を守ろう! お医者さんを守ろう! 

「―地域医療の現状」と題した講演会があった。 
医師や看護師不足に悩まされる同病院や北部地域の医療の現状が伝えられ、参加した推進員らは真剣な表情で聞き入っていた。 

 大城医師は 

(1)コンビニ受診を控えよう 

(2)かかりつけ医(2人主治医制)を持とう 

(3)お医者さんに感謝の気持ちを伝えよう―のテーマで講演した。 
  
北部病院の役割として、小さな診療所などで治療できない高度な医療を提供することを挙げ、入院や手術が必要な病気などは同病院で対応し、それ以外の軽度な症状の病気は診療所などで受診する機能分担の必要性を訴えた。 

同病院に患者が集中することで、平日から3、4時間待ちという事態が発生している状況もあるという。 
  
医師の現状は、少ない人数で入院患者から救急、外来までを診ている実態があるといい、「無理をしながら救急医療をやっている現状がある。医師も疲れて辞めていく人もおり、医師不足につながる悪循環もある」と説明した。 
  
その意味で休日や夜間に軽度の症状で救急外来を受診する「コンビニ受診」を控えることと、同病院での主治医のほかに地域の開業医などのかかりつけ医を持つ大切さを呼び掛けた。 
  
また、同病院ではがん治療など高度な医療を提供しているが、中には手術は中南部の大病院で受けるという患者もおり、「できないことももちろんあるが、北部でできることはここでやってほしい。 
このような状況が続くと北部で手術をすることができなくなる。地域の病院を自らいらなくしてしまう」と懸念を示した。 
 そのほか、医者と患者も人間関係が大切だと話した。 

http://www.ncgm-dmic.jp/doc/yamaguchisekijuji_hospital_murakami.pdf