小樽市立豪華病院を考える勉強会



小樽市立豪華病院を考える勉強会 10月22日です 

地域医療を考えよう~とことん知りたい樽病新築(御案内) 

小樽市医師会(津田哲哉会長)は、 
8月18日に開かれた医師会と病院局の公開討論で、 

①診療所と病院、各病院間など医療機関間の連携を強化し、北後志も含めた実効性ある救急医療体制の確立、 

②内科輪番制への参加、一般内科患者の二次救急受け入れ態勢づくり、 

③市立病院はコンパクトで安価な計画に練り直し、経営形態について民営化も含む抜本的な経営改革など3点について提案した。 

今回、下記案内のとおり、 
「小樽市には、日本国内での公的な病院の建設方法、 
運営方法の実例に学び合理的な再建案に練り直して頂きたい」と、市民向けの特別講演会を企画した。 
福島県三春町で町立病院の再建に関わり、建設費を民間並みにして新築と公設民営化による経営合理化に成功した、遠藤誠作氏(北海道大学公共政策学研究センター研究員、東元三春町職員)を講師に迎える。 


市民向け特別講演会「とことん知りたい樽病新築」 

主催:小樽商科大学ビジネススクール・パブリックマネジメント研究会 
共催:小樽市医師会  
日時:10月22日(金)18:30 
場所:小樽市民センターマリンホール(小樽市色内2-13-5) 

講演:遠藤誠作さん(北海道大学公共政策学研究センター研究員) 
司会:相内俊一さん(小樽商科大学大学院ビジネススクール教授) 

◆講師プロフィール 
 1949年生まれ。元三春町保健福祉課長、東北大学大学院、 
 北海道大学公共政策学研究センター研究員 
 隣町の役場に技術職として入庁。三春ダム建設に伴う地域再建に前後6年間かかわる。 
また農水省で2年間、農林金融行政を経験、町復帰後は企画係長として、また青年会議所のメンバーとしてまちづくり運動に励む。 
  
昭和63年、水没する浄水場移転対策で公営企業に移り以後17年間、上下水道の施設整備と経営改革に取り組みライフワークに。 
  
平成17年から行財政改革室、財務課で町の行革と町立病院の立ち上げにかかわる。 
町立病院を核に地域医療と福祉の連携を公務員人生の仕上げに選ぶ。 
この間、東北大大学院に籍を置き現場に立脚した研究を続け書いた論文は300本余。7冊の本。        

主な論点は次のとおりです。(チラシより転載) 

統合計画は量徳小学校跡地へ変更: 
小樽の市立病院はいずれも老朽化が著しくまた両施設の間には約3.5kmとかなりの距離があり診療各科の連携、経営効率などにも問題がありました。 
このため以前から統合・再建が早急に必要とされてきました。起債の見込みが立たないことから、1997年には計画を中断していました。 

ところがこのたび小樽市が過疎市に指定され、過疎債の借り入れが可能となったため、今春から再び統合、再建計画が進んでいます。 

これまでに比べややコンパクトな計画で、建設予定地も議会決定は経ていませんが築港地区から現在地隣の量徳小学校跡地へと変更されています。 

新築後の経営は安泰か: 

これまで市立病院の経営は毎年一般会計からの繰り入れを前提としてきました。医師減少などで収入が計画に達せず、追加の繰り入れだけで数億円以上となることも 
まれではありませんでした。 
昨年、一昨年も例外ではありません。 
その上今後も医師や看護婦などの不足、さらに景気低迷、人口減少、自己負担の増加などによる受診数低下等々、病院経営を危うくする課題が山積しています。 

経営予測は楽観的では?: 

病院新築のための経営予測では未だ実現したことのない90%という非常に高い病床利用占用率を前提としています。これを実現できない限り一般会計からの繰り入れが減ることはありません。 

小樽市の財政は病院への繰り出しに耐えられるか: 

小樽市自体が大きな負債を抱えています。高齢化と人口減少がさらに進み、収入減少と支出増加が並行して深刻化する状態にいつまで耐えられるでしょうか。 
市民生活を守る様々な予算が削減され不足しています。 
例えば高齢者の介護施設は小樽市内で約1000人が入居待ちです。 
過疎市の指定は実は第二の夕張への警鐘なのではないでしょうか? 


病院の建設費は安くできる、運営形態も変えられる: 

今回は福島県三春町で町立病院の再建に関わり建設費を民間並みにしての新築と公設民営化による経営合理化に成功し、現在もこの問題について積極的な発言を続けていらっしゃる遠藤誠作氏をお招きし公立病院の建て直しに成功した経験を伺いたくこの講演会を企画いたしました。 
氏が関わった三春町立病院は現在も星総合病院が指定管理者として立派に黒字運営を続けています。 

病院機能を守るための合理的な方策を考えよう: 

小樽の二つの市立病院が現在小樽で果たしている役割は 
たいへん重要で市民の健康を守るため欠くことのできない存在です。 
現在日本国内では、公的な病院の建設方法、運営方法などについて様々な改善策が報告され、実践に移されていることがこの講演会を聞いていただければご理解いただけることと思います。 
小樽市もこのような実例に学び 
合理的な再建案に練り直していただければと希望いたします。まずは実例を見て考えてみませんか。 


とことん知りたい樽病新築ー疑問山積! 
☆小樽の救急医療も大変な状況だと指摘されていますが、樽病の新築はこれを解決する特効薬となるのでしょうか? 

☆樽病は、一次救急、二次救急、どちらを引き受けてくれるのでしょうか? 

☆新しい樽病では専門以外の病気は診ていただけるのでしょうか? 

☆小樽で不足しているのは病院だけですか? 

☆ヘルパーなどの介護職員は足りていますか? 

☆ホームなどの入居待ちは小樽市内だけで約1000人に上ると言われています。こちらも優先課題ではありませんか? 

☆道内の新設公立病院はほとんどが医師不足、経営難に悩んでいます。小樽だけは大丈夫なのでしょうか? 

☆新築後医師は本当に集まるのでしょうか? 

☆樽病はもともと結核、小児、産婦人科などを担ってきましたが今後はどうなるのでしょうか? 

☆病院を建てるのに民間病院が建てるのと比べるとおよそ倍の工事費を見込んでいますが、なぜでしょう? 

☆病院の建設費は市民が負担するのでしょうか?それとも病院の収入から返せるのでしょうか? 

☆小樽市には今後も市立病院を担い続ける体力が残されているのでしょうか? 

・・・・・問題は山積しています。