共立湊病院「空白」回避



共立湊病院「空白」回避 
指定管理者、始動前倒し(2010・10・2読売新聞) 
  
南伊豆地域の1市5町でつくる組合が運営する共立湊病院(南伊豆町)を巡り、2012年5月に同病院が下田市に移転して以降に指定管理者になる社会医療法人「ジャパンメディカルアライアンス(JMA)」(神奈川県海老名市)と組合は1日、JMAが予定を1年前倒しして11年4月から運営することで合意した。 

現在の指定管理者の期限が11年3月末までで、このままではその後1年間指定管理者がいない「医療空白」ができる恐れがあったが、回避される見通しだ。 

 JMAの杉原弘晃理事長は1日、11年4月以降の共立湊病院の体制を明らかにした。診療科目は、現時点で決まっているのは内科と外科。 

2次救急や急性期医療を重点に運営する。 

JMAから派遣するなどして医師10人、看護師20人を確保する。 
小児科や婦人科などほかの診療科は、医師が確保でき次第開設する。 

杉原理事長は「2次救急は死守し、空白をつくらずに12年春の移転オープンにつなげたい。 
救急、急性期の医療はノウハウの蓄積があり、高齢化が進む南伊豆地域に生かせる」と語った。 

 JMAは神奈川、埼玉県に病院を持つ。 
医療法は、社会医療法人が都道府県を超えて事業を行うことを認めておらず、当面は既存の医療法人と協力して新法人をつくり、病院を運営する。 

 組合側は初年度、病院運営に赤字が出た場合、損失を補填(ほてん)する。 
JMA側は「数千万円から億単位」と想定している。 
組合管理者の鈴木史鶴哉・南伊豆町長は「空白の懸念が払拭(ふっしょく)できた。全力で支援し、JMAが医療をしやすい環境を整えたい」と述べた。