新管理者返答、10月1日にも 南伊豆町長、前倒し期待-共立湊病院空白期間問題




新管理者返答、10月1日にも 南伊豆町長、前倒し期待-共立湊病院空白期間問題 
2010.09.25静岡新聞       

 施設の老朽化に伴う移転・新築で、2012年5月に下田市で新たなスタートを切る共立湊病院(南伊豆町湊)。新指定管理者への移行が足踏みし、約1年間病院が運営できない“医療の空白期間”が懸念されている問題で、病院管理者の鈴木史鶴哉南伊豆町長は24日、定例記者会見で「明るい発表ができると思う」と述べ、新指定管理者が指定管理期間を前倒しして運営に当たる可能性を示唆した。 

 鈴木町長は10月1日にも、新指定管理者に決まっている社会医療法人「ジャパンメディカルアライアンス」(JMA、神奈川県海老名市)から指定管理期間を11年4月からに前倒しするかについて返答を受けると説明した。 

 JMA側は静岡新聞社の取材に対し、「30日の理事会で最終決定するまでは答えられない」としている。 

 JMAが指定管理期間を前倒しするなら、11年4月から新病院開院まで、南伊豆町湊の現行施設で運営することになる。 

 新病院は下田市中心部に近い旧下田南高跡地で、賀茂地域の2次救急を担い、高度医療を提供する。 
新たな指定管理体制の中で新旧病院を運営することになり、看護師など医療スタッフをどう確保していくかが今後の課題として浮上している。JMAは10月に現行施設の看護師を対象に説明会を開くという。 

 同病院は賀茂地区6市町でつくる。現在の指定管理者の「地域医療振興協会」(東京都)が08年に運営撤退の意向を示したことが問題の発端。 

 新病院の指定管理者は公募で決定した医療法人社団が辞退するなど混迷した末に、JMAに決定。だが、同協会は撤退時期を11年3月末としたため、JMAが稼働する新病院開設まで医療の空白期間が生じることになった。