求められる新病院の姿求められる新病院の姿(東海市・知多市病院連携等協議会報告書 抜粋)



求められる新病院の姿求められる新病院の姿(東海市・知多市病院連携等協議会報 告 書抜粋) 
協議会 参与のご意見は 至極当然で 公立病院関係者への貴重な提言です 
(元名古屋大学医学部附属病院長) 二村雄次 
名古屋大学医学部附属病院副病院長 後藤秀実 
藤田保健衛生大学病院副院長 才藤栄一 
愛知県医師会理事 牧 靖典 

1 協議のまとめ 

・ 地域完結型の中核病院として救急や、魅力ある医療を提供し、医師にも魅力ある病院となるためには、500床程度の規模が適当 

・ 先進医療が受けられる病院 

・ 緊急時の医療体制が整い、容態が急変したとき、いつでも受け入れてくれる病院 

・ 若手医師に魅力ある先進医療が行われる病院 

・ 建設場所は、両市の境付近が適当であると考えられるが、専門的な見地から十分協議することが必要 

・ 公共交通からアクセスが容易な病院 

・ 環境に配慮された病院 

・ 病院経営の専門職員が運営する病院 


2 委員からの主な意見 

・ 500床以上の新病院を目指し、医師の確保、救急の充実を行うべきである。 

・ 1病院単独の努力では限界で、早く経営統合して、魅力ある新病院の建設と機能連携を進めなければならない。 

・ 新病院建設までの暫定措置として、一刻も早く経営統合して、どちらかの病院に機能を集約することが非常に大切。 

・ 東海・知多の両市民病院に対して、両市併せて年間20数億円の税金が投入されており、今後も増加が予想され、残された時間は少ない。 

・ 24時間体制で受け入れてくれる、また、安心してお産ができる病院。 

・ いかに医師を集められるか、今の医師を流失させないことが大切。特色や指導者、最新の医療機器などを備えた病院を目指す必要がある。 

・ 一次医療の歯科開業医からハイリスク患者の受け皿となる病院として、地域完結型の歯科医療体制の中核病院が必要。 

・ 全ての診療科を備え、開業医や市民から信頼される病院。 

・ 市民や病院職員の意見も聞いて、今の医療資源を活用しなければならない。 

・ 両市民に納得しやすい機能連携が大切、早急な新病院建設が必要で、場所は市境を基本に慎重に検討しなければならない。 

・ 救急患者の搬送時間を考えるとき、東西を結ぶ道路整備も必要である。 

・ バスのルート変更等で病院へ行きやすくなれば、遠くても利用しやすい。 

・ 鉄道駅からの病院アクセスは極めて重要。 

・ 東海地震等の災害に対応した屋外スペースを確保してはどうか。 


3 参与からの主な意見 

・ 名古屋大学の関連病院は70あり、すべてをしっかり整備することは困難。 
知多半島医療圏の人口や大きさから考えて、二つの大きな病院が必要。 
一つが市立半田病院で、もう一つが、この地域に必要と考える。 

・ 医師確保の側面では、新しい先端の医療を行うには、医師を集める必要があり、先端の医療ができないと若い医師は集まらない。 

・ WHOでは人口30万人に一つの中規模病院が望ましいといわれ、この知多北西部地域が丁度そのモデルになる。 
また、自分のところに市民病院があった方がいいというのは地域のエゴ。 
すべてを病院に求めるのは無理があり、かかりつけ医を持って、判断してもらい病院へ受診することが必要。 

・ 医療には、医療の水準と利用のしやすさ、コストの3つの柱があり、すべてを満たすことはできない。 

・ 今のまま二つの病院が分かれていたら、二つとも潰れる。一緒になり、大きくなって、魅力ある病院をつくって、市民の要求に一つずつこたえていくことが必要。 

・ 自治体病院の発展には、市民の協力が大切。 
・ 医療の質に関して市民の満足度を上げるには、医師や職員がどういうモチベーションで仕事をするかが大切。 

・ 大きな病院でも医師数が足らないところは多い。 
いかにして医師を集めていくかを検討していく必要がある。 

・ 今の両市民病院の医師数では、満足できる救急対応は困難である。 

・ 院長権限の強化と合わせ、それを補佐する事務局長の能力向上が重要であり、人材育成の必要がある。 

・ 新しい病院をつくっていく過程で事務系のプロを育てる環境を整える必要がある。 

・ 若い医師は教育に関心が高いので、なるべく早くから若い医師を教育する体制をつくれば、魅力のある病院になる。 

http://www.city.chita.aichi.jp/byoren/k-saisyuu/00_houkokusyo.pdf