全適移行の議案提出へ/十和田中央病院 経営問題



全適移行の議案提出へ/十和田中央病院 経営問題/市長、定例議会に 
2010.05.25東奥日報  
  
十和田市立中央病院の経営問題で、同市の小山田久市長は24日、31日に開会する市議会定例議会に、経営形態を地方公営企業法の全部適用(全適)に移行するための関連議案を提出すると発表した。移行日は7月1日。 

 関連議案は、市病院事業の設置等に関する条例の一部改正や、病院の事業管理者や職員の給与に関する条例制定など4議案。 


和田中央病院/市、7月全適移行の方針/運営審了承/独法化は盛らず 
2010.05.13東奥日報  
  
十和田市立中央病院の経営問題で、同市は12日、病院内で開かれた同病院運営審議会(竹島勝昭会長)で、7月に経営形態を地方公営企業法の全部適用(全適)に移行する方針を正式に表明した。 
同審議会はこれを了承した。同市は6月の市議会定例議会に、全適移行に伴う関連条例の制定、改正などの議案を提出する。 

 病院経営の責任者となる事業管理者を置き、経営責任の明確化や迅速な経営改革を進める全適の導入は、外部の有識者でつくる経営改革検討委員会(委員長・長隆東日本税理士法人代表社員)が4月、市に提言していた。 

 検討委が数値目標とした「2010年度中の資金収支の単年度黒字化」は、そのまま市の方針としても掲げ、同年度は約1億4千万円の黒字を目指す。 

 一方、「数値目標を達成できなければ、11年度中に地方独立行政法人に移行する」との提言は市の方針に盛り込まなかった。 
検討委が求めた事業管理者の公募は、日程的に難しいなどの理由から断念。市長が任命する。 

 11年度以降、委託業務の在り方や職員の給与体系の見直しなどに取り組む方針。 
小山田久市長は給与見直しを含め、病院の経営改善について「病院だけでなく、市全体の問題として考えるのが妥当」との認識を示した。 

 このほか審議会は、同病院の個室で使用料が最も高い特別個室A(5室)を1日9千円(現1万2千円)に値下げするなどの改正案を了承。 
09年度の決算見込みについて市側は、年度後半の入院患者増などで当初推計より収支が2億1千万円改善し、年度末の不良債務額は14億9千万円に圧縮されるとの見通しを報告した。 

全適は、経営の責任者を市長から事業管理者に移し、経営責任の明確化や迅速な経営改革を進める。 

 小山田市長は「全適になれば病院経営が良くなるわけではないが、気を引き締め、事業管理者の下でしっかりと運営してもらいたい」と経営改善に期待した。 

 同病院の資金収支は2008年度が約7億2千万円、09年度は約7億7千万円(見込み)の赤字だったが、10年度は入院患者の増加や経費削減に取り組み、約1億4千万円の黒字を目指す。