市立岡谷病院 新築総事業費は07年に約110億と試算・・・



市立岡谷病院(250床) 新築総事業費は07年に約110億と試算・・豪華病院過ぎる! 
岡谷市は、岡谷病院が力を入れる糖尿病医療と、塩嶺病院の看板である循環器医療を特色とし、岡谷病院隣の市文化センター跡地に一般病床250床程度の病院にするとの「構想案」を昨年2月、市議会に示している。 
50億以下で十分・17人の検討会委員は多すぎて実質審議にならない。 



岡谷の2公立病院統合計画 来月下旬に検討委を設置 市民から委員公募 
2010.01.26 信濃毎日新聞  
  
岡谷市は、(本町)と健康保険岡谷塩嶺病院(内山)を統合して2013年度の開院を目標に建設する新病院について、基本構想策定に向けた検討委員会を2月下旬に設置する。 
検討委は、市民からの公募委員3人程度と市内の医療関係団体などの推薦委員17人程度でつくり、月1回ほど会合を開く。公募委員は、2月15日まで募集している。 
市は新病院について、4月に両病院の施設を岡谷病院に集約した後に建設する方針。構想は、建設方法や病床数、診療科、総事業費といった新病院の骨格などについて、検討委での議論を踏まえ、市が10月をめどに策定する。 
新病院をめぐり、市は、岡谷病院が力を入れる糖尿病医療と、塩嶺病院の看板である循環器医療を特色とし、岡谷病院隣の市文化センター跡地に一般病床250床程度の病院にするとの「構想案」を昨年2月、市議会に示している。 
だが、その後、市が岡谷病院の既存施設の一部活用も含めて考えると表明したり、塩嶺病院の心臓血管外科が日大医学部の派遣医師引き揚げにより3月末で休止する問題も浮上したりと状況が変化。市企画課は「求められる病院の姿を再検討する」としている。 


 公募の問い合わせは同課(電話23・4811)へ。 
リポート=岡谷の2公立病院統合計画 どう描く新病院像 「特色薄れる」懸念の声 丁寧な説明を 
2010.01.25 信濃毎日新聞 

 岡谷市の市立岡谷病院(本町)と健康保険岡谷塩嶺病院(内山)の統合計画が難局に直面している。 
市は、2013年度を目標とする統合新病院の開設に先行して、今年4月には病院機能を岡谷病院に集約する予定だが、柱の一つになるはずだった塩嶺病院の心臓血管外科が日大医学部の派遣医師引き揚げによって休止を余儀なくされた。住民が求める地域の中核病院の機能をどう確保していくか、重い課題が投げ掛けられている。   (須田充登) 

 
「将来また環境が整えば、対応をお願いできないか」 

 19日夕、東京都板橋区の日大医学部。岡谷市民有志らでつくる「日本大学関連病院存続を願う会」の発起人で会社社長の堀内勉さん(58)は、片山容一学部長に将来の医師派遣再開を訴えかけた。 

 昨年11月、日大が岡谷塩嶺病院から畑博明院長以下、派遣医師6人全員を3月末で引き揚げる方針を決めたことが明らかになって2カ月半。堀内さんらが急きょ市民らに呼び掛けて集め、大学側に提出した派遣継続の署名は2万7510人分に達した。大学側の決定が覆るのは難しい状況だが、堀内さんは何とか希望をつなぎたかったという。 
塩嶺病院が日大医学部の「関連病院」となったのは1986(昭和61)年。以来、日大の派遣医師は塩嶺病院の看板となった心臓血管外科を一手に担ってきた。 

 「新生岡谷病院の建設を考える市民の会」の幹事長も務め、統合計画を学ぶ公開講座などを開いてきた堀内さんは「魅力がなければ患者も医師も集まらない」と、市が目指す統合後の病院の特色が薄れることを不安に思っている。 

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 市立の岡谷病院と、社会保険庁から経営を委託されてきた塩嶺病院がある同市。人口約5万3千人の市にとって、二つの公立病院運営は重い負担だ。毎年、一般会計から多額の繰り入れをしているにもかかわらず、2病院の累積赤字は08年度決算で計6億1500万円余に達している。 

 その「解決策」として市が打ち出したのが、統合による新病院建設だ。市は06年度、2病院の企業会計を一本化し経営を統合。昨年8月には新病院の建設に先行して、病院機能を岡谷病院に集約する方針も打ち出した。「どこかで赤字を食い止めないと、存在そのものが厳しくなる」。今井竜五市長は、2病院の集約と統合は不可欠と説明する。 

 これに対し日大側はここ数年、塩嶺病院の心臓血管外科の手術数が減る中、専門医資格の取得につながる「基幹施設」の認定が維持できるか危惧(きぐ)してきた。市の病院集約は、事実上の塩嶺病院「閉院」と受け止められた。日大の医師引き揚げは、性格や歴史の異なる病院を統合する難しさを浮き彫りにする結果にもなった。 

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 市は4月以降、信大医学部(松本市)から新たに2人の循環器内科医の派遣を受け、岡谷病院はカテーテル(細管)による心臓治療を充実させる方針だ。心臓血管外科の医師はいなくなるが、内科治療で対応できる心臓血管疾患も増えており、病院側は「救急も引き続き担える」とする。 

 岡谷病院は統合病院の「本院」として現在の産婦人科や小児科、内科、外科などに加え、塩嶺病院から呼吸器外科など4科が移行。塩嶺病院は「分院」として緩和ケア病棟などを残す。今井市長は、岡谷病院を軸に「市民が求めるさまざまな医療をきちんと提供したい」と強調する。 

 ただ、両病院の患者数は入院、外来とも減少傾向にあり、どう患者を確保していくかは依然大きな課題だ。医師は4月以降、現在の両病院の合計から4減の33人となるが、うち29人を信大の派遣に頼ることになる。信大も研修医確保に頭を悩ませており、独自の医師確保策も必要だ。 

 こうした中、13年度開院を目指す新病院の姿は見えにくい。市は予定地について、岡谷病院隣接地を基本に、同病院の既存施設を一部活用する方法も含め検討中。総事業費は07年に約110億円との試算を示したが「現時点では未定」(企画政策部)という。市民を交えた検討組織を設け、今秋をめどに建設基本構想をまとめる考えだ。 

 日大の医師引き揚げ問題は病院統合計画に対する市民の関心を高めることにもなった。循環器内科は、新たな病院の「柱」になり得るのか、医師確保策や、統合後の経営見通しは―。市は、市民の懸念や疑問に丁寧に向き合いながら、新病院像を示していく責任がある。