共立湊病院運営協議会会議録



共立湊病院運営協議会会議録(公開) 
       日 時 平成22年5月24日 15:00 
             場 所 共立湊病院組合 
(出席者) 
     鈴木史鶴哉(管理者) ‥南伊豆町 
     石井直樹(副管理者)‥下田市 
     組合議員 伊藤英雄(議長)、保坂好明(副議      長)、横嶋隆二(議員) 

     地域医療振興協会 吉新通康(理事長)、 
     小田和弘(病院長)、富樫政夫(事務局長) 

1.開 会(橋本事務局長) 

2.会長(管理者)挨拶 

建て替え問題については周知のとおり。指定管理者が決まらない状況の中で場所を下田南高跡地としてプロポーザルによる業者の選定を行なった。指定管理者が決まれば、指定管理者に入っていただき本格的な設計協議に入るという段階に来ている。 
我々としてはこの病院の契約の切れる来年3 月以降について先般協会へ意向打診として申し入れをした。その間、石井副管理者と吉新理事長との面談が行なわれ、協会側の考えは把握したが、正式な場でのお考えを伺っていない。 
伊豆下田病院を協会が買い取り経営を行なうということが新聞等で報道された。 
賀茂地区医療協議会でこの問題を協議するとの文書が保健所からきたことで、我々も現実の話であると確認した。 
来年3 月以降の病院経営についての協会の考えをお聞かせ願いたい。 

3.協議事項 
○指定管理者指定期限満了後から新病院開院までの医療体制について 
○指定期間満了後の協会職員の処遇について 
橋本事務局長:現在、社会医療法人JMAを新たな指定管理者対象法人として平成24年5 月開院の新病院の管理受託に向けて協議中。 
現協定期間が今年度末で終了するが、伊豆下田病院の経営譲渡なども含め協会が今後予定している医療体制等々についての考えを確認したい。 
指定期間満了後の職員の処遇について雇用責任者という立場からの見解もいただきたい。 

協議内容 
吉新理事長:石井副管理者と何度か話しているが、内容は私見ということで聞かれたことにお答えしたもので、法人や理事長としての発言ではない。 
来年3 月31 をもって指定管理者の期限が切れるので協会はやめたいと考えている。 
・公募条件では来年の4 月1 日から湊で指定管理者として活動することが条件であり、公募条件は変わっていないのですから新指定管理者がすべき。 

・指定管理者公募のときに6 月4 日付で鈴木管理者にいくつか質問をし、回答をもらった中で「万が一、平成23 年3 月に新病院の竣工が遅れた場合は現病院の診療等は新病院の新指定管理者が行なうという理解でよろしいか(なぎさ園も含む)」という質問に「そのように考えている」との回答であった。 
「公募条件」と「質問書の回答」の二つの根拠により4 月1 日以降は結構だということ。 
職員の雇用確保と伊豆地域の医療確保の一助として、組合の指定管理者ではなく独自に伊豆下田病院を運営し、いずれは適切な地に移設し拡充し、既存4 診療所を含めて安定的な伊豆地域南部の医療確保の一助として提供していきたいと考えている。 
この運営協議会は病院の開設者である組合の方から指定管理者として依頼をされ受託をしている事業について討議をする場である。指定期間満了後の職員の処遇については内部の問題なので我々が責任をもって対処させていただく。 

石井副管理者:28 日開催の賀茂地区医療協議会の議題は「伊豆下田病院の新たな開設について」とのことだが、今の段階で7 月から伊豆下田病院を受けられて、現在指定管理を受けている湊病院から医師を何人かもっていくという考えか。 

吉新理事長:現在勤めている方もいるし、外からも連れてきたりしなければいけない。現在は療養型病床60 床なので医師定数は常勤換算で2.5 前後だと思う。現在1 名の方がいて、常勤がトータルで2.6 位なので引き続き療養型であればそのままいけるという認識。 
ただ、いずれ救急もやるとなると病床も少ないし、現在は外来も週3 日なので増強していく必要がある。その場合は外から連れてくる。 

石井副管理者:来年4 月からの指定管理を受けないという話があった。 
伊豆下田病院を7 月に新たに開設し経営し、管理者は吉田先生という申請書を出されたようだが、共立湊病院にいらっしゃる吉田先生か。 

吉新理事長:そうです。 

石井副管理者:この3 月に吉新理事長と医療空白の問題について話した段階では、はっきりと吉新先生からは「我々は公益社団法人ですので、医療の空白を作ることは絶対にしません」という話を承った。 
3 月21 日の段階では「それはここでやるとは言っていない。 
伊豆下田病院で賀茂の医療を守る。2 次救急をやる」との発言があった。 
先ほど吉新先生からは個人的な私見であるというお話だったが、我々はそういう席で、やはり法人を代表する理事長の言葉ですから私見とは受け止めていなかった。 
責任の無い発言だったと言われてしまうと困る部分がある。 
療養型で開設するが、しかるべきときには伊豆下田病院で2 次救急をやられるという方針は変わっていないと受け止めてよいか。 

吉新理事長:規模的に60 床で面積も足りないし設備も古いので湊病院と同等のことができるとは思っていないが、お役に立つようにできる限りのことは2 次救急をやろうという覚悟。 
協議に理事長という法人の代表者が来て私見だけでは困るとのことだが、運営協議会がなかなか開催されず我々も困っていた。 
正副管理者から小田病院長の方に条件が合えば湊病院を継続してやれるのかとお声がかかったこともあり、それに関して我々は「100 条委員会の結果を待つ」ということと「組合議会と首長達の意見をまとめてほしい」と要望した段階で止まっている。 
新聞にはJMAに決まったので協会は対象としての権利を失ったように書かれていたが、我々が知り得る情報は新聞だけであるというのも問題ではないか。 
突然、市長から話がしたいといわれたことが、法人の代表者が責任をもって話したかのように新聞報道されるというのは非常に問題で、あまりにもコミュニケーションがとれていないというのを一方的な情報操作でやられては困る。 

保坂副議長:今のお話で初めて伊豆下田病院の名前を聞いた。 
なぜ公益法人の皆様方が、過去の経緯を踏まえて、いつ伊豆下田病院をやる経緯に至ったのか。 

吉新理事長:記者発表のときに伊豆下田病院を運営するに至った経過については述べたので新聞に詳細が載ったと思う。 
今日は準備がないので正確にはお話できない。 

保坂副議長:先ほど理事長は組合とコミュニケーションがとれないと話されたが、逆にいうと協会さんの方でなぜこの医療圏の中で自分たちが伊豆下田病院をやるという意思に至ったのか。 

吉新理事長:ここからは私見も入るが、私が湊病院に来た平成5 年当時は救急車もなかなか来ないし医師もいないし充分な設備もなく、地域の救急医療をやっていたのは伊豆下田病院だけだった。 
故永田理事長には色々ご指導いただいた状況もある。 
その後、小田病院長を中心に17 年間湊病院の運営をしてきたが、何としてもこの地域は医師不足は否めない。150 床の病院で年間2,000 台の救急車に対応するためには通常の地域であれば人口15 万の地域と同じ位の救急患者が来る。それに対応するためには150 床ではなくもっと大きい規模の医師を確保することが大事。 
湊病院が150 床だけしかできないのであれば、更に二番手、三番手の救急病院が必要だと思っていた。 
建設検討委員会で新病院を考えるときに150 床ではなく、すでに療養型の方へたくさんのベッドが回ってしまっていますけどそれを何とか病床を確保して大きな新病院が下田に誕生する夢を描いていた。 
下田へ移転すると救急も増えると予想される中、150 床で抱えられる医師の数はおのずと限界がある。 
大きな病院であれば医師をたくさん抱えられるので勤 
務も今よりは楽になると考えていた。 
残念ながら現在、新病院も150 床で進んでいるので、これをサポートする急性期病院が管内にもうひとつあってもいいと考える。 
経営的に厳しい状況の伊豆下田病院を助けることで「協会に勤めたい」という湊病院の職員の継続的な雇用の場を確保できることもあり、開設者を変更して伊豆の医療の一助としたい。 

保坂副議長:伊豆下田病院を経営されて、将来的には療養を急性期に変えていくという 
理解でよろしいか。 

吉新理事長:タイミングとか実際に具体的にどう絵を描くのかというのは難しいが、そういう方向で行きたいと思っている。 

保坂副議長:圏域の中で考えて、特にこの湊病院もベッド稼働数はすぐに出ますが、そういう状況の中でも急性期をやられるのかというところがちょっと理解できない。 
大義的には「サポート」と言われたが、私にはサポートなのかどうかが分からない。 
確かに伊豆下田病院の関係は私も聞いているので理解をしているが、なぜこのときに公益法人である協会さんが伊豆下田病院をやられるのかということが全く理解できない。 
ある地域に新たに病院を移すという話も聞いている。コミュニケーションが足りないと言われていたが、我々もそういう話を聞く中では非常に不可解な点が多いので確認をしたい。 

吉新理事長:質問をもう一度。 

保坂副議長:将来的に急性期をされるというのは考え方ですから私がとやかく言うことではないが、医療圏全体のベッドそれと湊病院の稼働率等々を含めて理事長さんが本当に言われているのかが理解できない。 

吉新理事長:賀茂地区は相当な勢いで過疎が進んでいることは認めるが、東伊豆から南伊豆には6 万人弱の住民がいて、相当数の観光客が来る。そこに150 床の一般病床がひとつでは全国的な標準より相当低い。湊病院の稼動が低いのは需要がないのではなくて多分供給が、ちゃんとした医療サービスのボリュームが足りないからだと思う。 

保坂副議長:ここの150 床が、もう150 では足りないというのなら理事長のお話はよく理解できる。 

吉新理事長:私が言いたいのは、要するにこの地域で充分な医療ができないために相当流出しているのだろう。調査したことはないので分からないが、患者さんが相当数流出しているのは事実。 
皆さんが望まないのならそれでいいのですが、この運営協議会で流出・流入や救急についての調査が必要。医療計画立案のデータ等が丸投げになってしまい、皆でディスカッションするということが足りなかった。 

保坂副議長:運営は確かに組合がやっている。 
サービス提供者は協会サイドなので、今それを我々側に投げられても困る。 
現状ですら患者さんに対応しきれていないということは私たちも患者から直接聞いている。
自分たちには責任がないような言い方をされると、それはまた違うし、先ほどの原点に返すと、そういう状況の中でなぜ伊豆下田病院をやられるのか。 
ましてや公益法人です。そこが民間を買収するのはいいのかもしれないが、ただ、今の状態の中でこの物事は非常に奇怪。 
職員については雇用の場と言われた。それは地域にとってはありがたいこと。ただし責任上はそれを言うのなら、職員の皆さんに「新しい病院ができるから、そこへも」という筋があっていいはずではないのか。 
それが恐らく公益法人の理事長の責任だと思う。 

吉新理事長:ご意見は伺っておきます。 

小田病院長:聖勝会が12 月18 日に辞退して、1 月頃から伊豆下田病院の方から経営的にも厳しいので何とかならないかという話があった。 
最悪の場合23 年4 月から湊病院を誰も運営しないとなったときに、下田・南伊豆の急性期医療を誰がやるのか。 
我々は医療と職員の雇用を確保しなければいけない。国立湊病院が救急にあまり力を入れてこなかった時代にがんばってこられた先代の永田さんのやっていた病院を我々も意思として継ぎたい。 
それで1 月頃から準備して話がまとまり記者発表したが、やはり時期的には非常に難しい、合意に至るには。最悪の場合を考えて医療の空白をできるだけ作りたくない。 
今と同じようなレベルの医療が提供できるのか分からないが、ゼロにしてはいけないというのが我々の考え。 

石井副管理者:医療の空白を作らないという使命感は我々も感じている。ただ、それが伊豆下田病院なのか、なぜ新病院が立ち上がる24 年5 月までここでやらないということを言われるのかというのが我々には理解できない。ここの医療の空白を守るためであれば60 床の伊豆下田病院でやっていくより、ここをやっていただくという考え方は全くないのか。 
地域の方はそれを望まれると思う。病院組合としてもそれだけの医療機器を整備している。
60 床の療養型病床を指定管理の終わる23 年4 月から2 次救急をやりこの地域の医療を守りますと言われても我々は大変不安感を持つ。 
医療設備もスタッフも揃っていない 
60 床の病院で果たしてできるのかと。 

吉新理事長:公募条件は変えないと聞いている。公募条件で新しい指定管理者は4 月1日からやるということは決まっているわけですから。そのお考えは変わったのか。 
JMAは4 月1 日からは来ないのであれば4 月1 日から来てもらうようにするというのが筋ではないか。 
今まで契約の更新は我々がその次もやるから自動更新で来たので、今回も延長とおっしゃるのであれば、延長の後が自分たちではないことが分かっていて延長するということは普通はない。 

石井副管理者:進行している過程の中で今回の指定管理者に色々な問題点が起きた。聖勝会の辞退という予想もしない事態が起きて、スケジュール的に大変厳しい段階に陥っていることはご理解いただけると思う。 

吉新理事長:我々は100 条委員会の結果を待っている。一応、問いかけの状態としては。 

石井副管理者:それは議会側の方からお考えがあると思う。 

吉新理事長:我々はこの協議会が唯一の正式な窓口。100 条の結果を待っている段階。 

伊藤議長:100 条の結論を待っていると理事長がおっしゃったというのは聞いたが、その理由は何ですか。 

吉新理事長:妨害行為があり聖勝会が辞退した。その妨害行為に我々の23 年問題対策委員会という協会内の会議資料の提出をした。 
嫌疑がかかっているのか分からないが、すっきりしないというか指定管理者の公募から降りたというあり得ないことが起こったので、その返事を待っているということは、我々も嫌疑がないわけではないだろうということでそうさせていただいた。 

石井副管理者:病院組合が協会にけんかを売っているわけではなく、今まで指定管理者をやってきていただいたことに対しては大変感謝をしていることは今までも理事長にも申し上げた。 
今回こういうルールの中で協会ができなくなったということに対して今のお話を聞いていると、共にこの10 年間守ってきた急性期医療の問題に対して、何か我々に対して今進めている指定管理者の問題とか後からやっていただける病院の問題 
に対して、大変失礼な言い方ですが何か若干邪魔をされているような認識を感じています。
それは、ここを辞退していながらなぜ伊豆下田病院を買収して療養型の病院を7月から開設するのかと。 
先ほどの話の中でも、また更に2 次救急の充実のために病院建設等も考えられるというような話があるとすれば、人口がどんどん減っていく中で今以上の救急のスタイルを本当にやっていく必要があるのかということは、確かに地理的に考えれば理事長は下田南高跡地がベストではないという話をされたことはある。 
でも、我々は下田の中心部であり実際に土地が買える場所としてベストと判断をし、今まで以上に救急がしっかりできる病院という目標に向かってやっている。 
その中で将来、伊豆下田病院を2 次救急を扱える病院にするということは、この狭いエリアの中に二つも2次救急を扱える病院が必要なのかという疑問を感じる。 
これは経営上の問題もあろうかと思う。 
我々は公立病院をしっかりと運営しなければならない中で、なぜあえて病院を買収して2 次救急をやられる考え方があるのかというのは、ちょっと納得いかないと感 
じている。 
最近、市民の方から湊病院に来て医療を断わられたとの報告がある。 
ひとつは内科の先生に「自分はもうここを辞めるから、この病院では診れない。 
紹介状を書くので他の病院へ行って下さい」というのが2 件。 
それから骨折の疑いのある子供を連れて駆け込んだら「新規の整形外科の患者さんは受付できない」と断わられ、下田へ引き返して下田の外科の先生に診ていただいたと今日報告があり、今の共立湊病院のスタイルはどう 
なっているのだという話があった。 
院長は指導をしていらっしゃるのか。 

小田病院長:絶対に言わない。断わらない医療というものをやってきたし、それなりのことをしてきたつもりだが、今、医師数がどんどん減っているので、医師が辞めるときに開業医の先生に紹介状を書いて送ることはしょうがないと思う。 
整形外科で非常によくやってくれた医師が一人辞めたので、今は初診の受付が午後しかできなくなっている。 
ただ、救急の場合は別なので、骨折の人の場合はちょっと問題かもしれない。 
整形は再診の患者がすごく多いので待ち時間が長く、午前で待っている人が初診と再診で混乱するのでの去年の終わり頃から予約制にして、初診は主に午後にしている。 
ただし、救急の場合は別と掲示しているが、行き違いがあったのかもしれない。 
状況的に非常に厳しくて、今までは、へき地にしては不思議なほど医師確保ができていたが、やはり抜けていっている。 
もう家を建てているから逃げられまいという南伊豆 
の議員さんもいるが、家を建てた人も辞める状況。今後できる限りの医療を展開していく予定だが、今までどおりに本当にできるという確約はできない。 

石井副管理者:子供を親御さんが連れてきて診て頂きたいというものを、説明不足なのか私が伺ったのは「もう新規の方は診れません」と窓口で断わられた。 
院長のお話だと初診の方は午後からしか診れないとおっしゃいましたが、何か患者さんに対して説明責任がなされていない。 
来年の3 月までは我々病院組合の付託を受けて指定管理をやっていらっしゃる病院が、何かその辺で信頼感みたいなものを失ってきているという部分が大変残念だと思っている。 
先ほどコミュニケーションが足りないと言ったが、先生がどんどん辞めていくことでこういう状態になっているということは患者さんにも知らせる必要があると思う。 

小田病院長:辞めることはもちろん知らせている。 

石井副管理者:例えば説明のしかたもある。 
救急車でなく親御さんが連れてきたら断わられ、また下田の病院へ戻る。 
この間には大変な不安感がある。そういうことを起こし 
てはいけないという気持ちがあるので、その辺の改善策を真剣にやっていただきたい。 

小田病院長:調べてみます。 
横嶋議員:整形外科だけではなく内科でも他の診療所へ行ってくれという話をされている。
来年の3 月まで今の契約でしっかりやるというのが契約の中身なので、しっかり遂行するという点は、単に聞いてみて分からないという問題ではない。 
内科を受診した患者が次からは別のところへ行ってくれということで三つの診療所を挙げて丸をつける 
よう言われたという話を住民の皆さんから複数件聞いている。 
来年の3 月まで色々あるかもしれないが、しっかりと責任ある対応をとっていただきたい 
。医師が足りないとい 
う一方で伊豆下田病院を開設されるわけですが、現状の湊病院の医療に対する責任を果たしていくべき。 

鈴木管理者:医療空白という問題の中で、今度経営に乗り出す伊豆下田病院でこの空白を作らないことと、それから100 条委員会の結果待ちと理事長は言われたが、その辺をもう少しはっきりと具体的に分かりやすく。 
私見であるということも言われたが、その辺はどうなのか。 

吉新理事長:100 条委員会の結果を待つというのは文書でちゃんとやっている。正副管理者が小田先生のところへ来た時に、100 条委員会の結果を待つことと組合議会と首長側の意見をまとめて欲しいと。 
新病院はもともと病院建設検討委員会というところで我々はできると思っていて、平成9 年から受託を始め、10 年目の平成19 年にはある程度の新病院構想が見えるということで毎年5 千万円、最近は3 千万になりましたが組合の方で積み立ててきたが結果が出なかったことは非常に残念で、我々の中には組合と話をしても進まないというか、かなり難しい市町村合併という状況もあったのでやむをえない部分もあるとは思うが、その辺が今思うといちばん大変なところだった。 
100 条委員会については返事を待っている状況であることは間違いない。 

鈴木管理者:それは来年4 月以降の医療空白についてという意味で。 

吉新理事長:それとは関係ない。 
正副管理者が見えたのは、湊病院の次の指定管理者が 
決まらないからですよね。 

小田病院長:2 月5 日に協会理事会の考えとして返事をさせていただいたが、正副管理者と他の首長あるいは組合議会と意見集約がある前に我々が来年4 月からの病院運営を受けるかどうかを答えるわけにはいかないという話。今まで私の認識としては第三者委員会から聖勝会の選定というのは、どちらかというと議会が中心となって進めて、首長たちも2 対4 で反対だったのに聖勝会が決まってしまった。 
医療に携わっている我々は聖勝会では恐らく無理だろうと思っていたが、やはり12 月18 日にギブアップ宣言 
をされた。 
今度はどうなるのだろうと思ったら、正副管理者が来て、またやるつもりがあるのかと言われたときに、誰にどう向かって返事をしたらいいのか我々は分からない。 
どういう形で組合全体の意思決定がなされているのかも分からない。 
あるときは議会主導、あるときは正副管理者が主導になって、また議会軽視だという話になるかもしれない。 
そのときに我々はどうやって答えたらいいのか答えようがないのではないかという話が2 月5 日の主旨。 

石井副管理者:確認させてもらいたいが、今のお話ですと、組合と議会の考え方が一致して来年4 月以降の医療空白を例えばこの病院で引き続きやっていただけますかとお願いした場合には考える余地があると受け止めてよろしいか。 
あくまで伊豆下田病院でやるのだということなのか。 

小田病院長:伊豆下田病院はもちろんやりますが、2 月5 日の時点の返事はそういう意味です。 
そしたらその間にJMAの名前が出てきた。 

石井副管理者:先般、我々が伺ったときに、お話の中で23 年4 月以降もし我々にこの病院で空白を作らないようにやってくれと言ったときには協会と契約をしている今の条件でお願いをされるのか、それとも新病院への引き継ぎをうまくするために縮小していかなければならない中で減価償却の問題等色々お話が出たが、そういうことはまだお話しする余地が少しはあると今の院長さんの話から受け止めてよいか。 

小田病院長:私が今言ったのは2 月5 日の時点の、JMAの名前が出てくる前の話なので、来年4 月からの話は理事長の判断ですが。 

吉新理事長:JMAが基本的に次の指定管理者だということで話し合いに入ったわけですから、そこの話し合いの中でぜひ4 月1 日からやって欲しいということを、まだ10ヶ月もありますから、それをお話できないですかね。 

橋本事務局長:現時点の協議をさせていただいている中では基本的に色んな意味の… 

吉新理事長:色んな話をなさっているわけですから4 月1 日から次の承継というか、後任の指定管理者として4 月1 日から是非お願いしますという話もしているわけですよね。 
少なくとも公募条件では次の新指定管理者が4 月1 日からやることになっているわけですから。 

橋本事務局長:当時は、当然公募条件というのはあります。 
23 年4 月1 日というのは新病院ということの公募で出していますので。 

吉新理事長:ですけども先ほど申し上げたように6 月4 日の鈴木管理者の回答では「万が一23 年3 月に新病院の竣工が遅れた場合の診療は新病院の新指定管理者が行なう 
という理解でよろしいですか」「そうです」と書いてありますね。これはちゃんと管理者の回答ですから、ですから公募条件はまさに湊病院で新病院ができるまでは4 月1日からやるということが書いてあるわけじゃないのですか。 

石井副管理者:それは先ほど言ったように、大分スケジュール的に追われてきてしまっ 
ているという中で、事情はね…吉新理事長:それは我々の事情じゃない。ここで議論してもしょうがないと思うのですけどね。 

石井副管理者:事情は少し変わっているから、今こういう席を設けて医療の空白の問題について協会さんのお考えを聞かせていただきたいということで、こういう場を持っている。 

吉新理事長:公募条件は変わったのですねということですよね。だからね。 

橋本事務局長:そういう部分では条件は変わりますね。無理です物理的に。 

吉新理事長:そうですね、だから公募条件は変わったということですよね。 

橋本事務局長:そこの部分はそうですね。当然変わってくると思います。 
吉新理事長:まあ、もっとも公募ではないわけですね。そこの理解は分からないですけ 
ど、公募は一応聖勝会が降りた時点で終わって、JMAは随契で決めたということですか。

橋本事務局長:そうです。 

石井副管理者:空白という問題はいちばん大事。 
管理者、その辺はいいですか今の話で。 

吉新理事長:ここで協議してもしょうがないと思うのですけどね。もう期限は切れますということで僕は冒頭に申し上げたつもりなのですけども。 
今は公益社団法人だからけしからんという話になるかもしれませんけども契約は契約なので。 
だからとにかく自動更新はないということを一応申し上げておきます。 

橋本事務局長:23 年3 月で協定は切れますけども、伊豆下田病院は急性期ではなくて慢性期で対応しますよと院長先生もおっしゃっていた。 
前回、副管理者も含めて、それから梓友会の記者会見のときにも理事長先生のお話の中で、当然2 次救急も含めてしっかり対応してくれるというようなお話もされています。 
そこのところの確認というのはいいわけですよね。 
要するに、今年7 月からは伊豆下田病院さんは療養でやるけども、協定が切れた段階で当然、急性期に切り替えて2 次救急もこの圏域で対応してくれると。 
ただ、現在の伊豆下田病院は大分古いので、将来的にどこかへ移る可能性はあるかもしれないが、その体制はとるということの認識でいいわけですね。 

吉新理事長:大筋ではそうですが、実際に今は60 床に五十数名の療養型の患者さんが入院しているので、使えるベッドは本当に。今、明日やるからということになると、それはとてもじゃないけど。 

橋本事務局長:それはそうです。 

吉新理事長:ですから急性期になるためには、今の患者さんたちがある程度移られるか減ってから、余った病床で急性期を少しずつ始めていくという形になると思うが、その辺は正直、療養型から急性期に変更するという経験が今までないので、これから準備になるのではないかと思う。 

橋本事務局長:事務局の方から一点。 
退職される先生が患者さんを違うところへご紹介するという話ですが、整形の先生はもうひとかたいらっしゃるし、事務局サイドの話の中では新しい先生もしっかり入れますという話も伺っていたので、聞かれたときにはそ 
のようにお答えしてきた。 
確かに先生を確保するのは厳しいと伺っていますが、それは今の協定の条件の中でしっかりとした形でやっていただくということは決まっていることですので、県の派遣医もいらっしゃいますが、是非その辺の確保はお願いをしていただけたらと思いますので、それだけはご理解をいただきたい。 

小田病院長:先ほどの市長さんの言われた救急の話は調べてみます。 
ただ、医師が辞め 
るときに開業医の先生を紹介するのはしょうがないのです。 
その穴を埋める医師がまだ見つからないので。 
他の医師に振る部分もあるが、それもまた一杯で、また苦情が出る。 
もう身動きが取れない状態なので、それはもうある程度し方がないと思ってもらうしかありません。 
慢性疾患のフォローは開業医の仕事でもある。 
橋本事務局長:慢性期の患者さんですか。 

小田病院長:もちろんそうです。 
石井副管理者:また伊豆下田病院の問題は賀茂地区医療協議会の中で議題になるようですから、また色々な意見は言わせていただきますが、現状、今まで70 人近くいた伊豆下田病院のスタッフがかなりやめられているわけですよね。 

小田病院長:そうでもないですね。 

石井副管理者:四十数名しか契約をしないという話が聞こえてきているのですが、そうすると二十数名の方はもう雇用を切ったということになると、その辺のことが60 床の中で先ほど吉新理事長は50 人近くがまだ入院しているという形のものを7 月からそのスタッフで充分対応できるのですか。 

小田病院長:いえ、こちらから送ったり、要するに交流しないと先ほど来言っていますように、伊豆下田病院の今ある現有戦力もいずれは急性期医療を担う人材になってもらわなければいけない。 

石井副管理者:こちらから看護師さんも向こうへ送るということですか。 
小田病院長:送るというか、向こうからも来ますし急性期に慣れてもらう。 
今まで療養でやっていた人が明日から急性期の医療はできない。 
石井副管理者:この7 月から新しく開設した場合に、不足した人材をこの病院から向こうへ送り込むということ。 

小田病院長:職種によってはそうです。 
石井副管理者:では、どんどんこの病院を縮小していくという。 

小田病院長:向こうからも来る。伊豆下田病院の人間を急性期に教育しなければいけな 
い。 
ずっと療養型に慣れていた看護師がいきなりはできない、危ないですから。ですから人事交流みたいな形で。 
石井副管理者:では、急性期を本当にやるという準備を7 月から入るということですね。 

小田病院長:いずれはやらないといけない。ここは本当に来年4 月から急性期がなくなってしまう。 

石井副管理者:いずれというより、ここをもし撤退するといったときから向こうでやられるというふうに受け止めて… 

小田病院長:それは、時期は色々ずれるかもしれませんけど、いずれはやっぱりやらないと全然困りますよ。 
本当に。 
昨日だって11 台救急車が来たんですから日曜日は朝か 
ら今日の朝まで。 

石井副管理者:だけど一年後には150 床の公立病院でしっかり急性期医療をやっていこうという準備が進んでいる中で、あえてそこと競合するようなものをやられるという考え方…

小田病院長:それは本当にできるとお思いですか。 

石井副管理者:「本当にできる」とは、何がですか。 

小田病院長:本当にできるかどうか分からないでしょ。 

保坂副議長:本当にできるかって、やるんですよ。 
小田病院長:だって皆ね、こういう地域の医療は皆潰れているわけでしょ。例えば御前崎市立病院、あんな大きな病院だって内科医がゼロになったことがあるんですよ、ご存知ですか。榛原病院だって潰れてときに年間18 億を一般会計から持ち出して徳洲会へ頼んだ。 
だからそれは非常にリスクが伴うし、本当にできるかどうか分からないわけですよ。 

石井副管理者:でも「本当にできるか」というような、その言い方は指定管理者に名乗りを上げてくれたJMAに対して大変失礼じゃないですか。 

小田病院長:ですから、やはり保険の意味でも60 床をきちんとやれるというのは大事だと思っているんですけども。それはJMAはインターネットで調べたら立派な仕事をされていると思いましたけど、この、へき地の医療をやったことはないですよ彼らは。 
海老名と埼玉ですか。 

石井副管理者:大体分かりました。 

鈴木管理者:色々協会さんのお考えも聞かせてもらいました。そういうことで我々は今後、今「本当にできるんですか」と言われましたけども、我々はできることを信じてやっていますから実現をしたいと思います。します。それはやはり今後の課題として色々ありますけれども、そういうことで取り組んでいきます。 
特にないようでしたらこれで運営協議会を閉会したいと思いますが、よろしいですか。 
(発言者なし) 
4.閉会 
鈴木管理者:以上で閉会します。ありがとうございました。