県立白鳥病院特集

県立白鳥病院特集 
2010.05.05 四国新聞  
 http://www.pref.kagawa.jp/kenritsubyoin/arikata/kihonkosi.pdf 
  

■院内環境に工夫 病室面積拡大 開放的に  

 院内には、入院患者の療養環境に配慮したさまざまな工夫がなされている。 

 病棟は2棟から3棟となり、病室も従来の個室、2人・5人・6人部屋から個室と4人部屋に集約。特に6室だった個室は34室に増やし、感染症患者に対応するSARS病床(4室)はシャワーとトイレを完備。トイレ付き個室も12室用意した。 

 これにより、1人当たりの病室面積は従来の6・4平方メートルから8平方メートル超に拡大。各病室とも大きな窓と高い天井、真っ白な壁で明るく開放的な空間を演出している。

 患者同士やその家族、医療スタッフとの交流の場として、3病棟に各1カ所ずつのデイルームも整備。ソファやテレビのほか、薬を飲む際のさゆが無料で出る自動販売機を設置するなど、細部まで気を配った。 

 1階の売店も充実。これまで土日・祝日は休業だったが年中無休となり、平日は午前8時~午後7時、土日・祝日は午前8時~午後3時で営業。品ぞろえも充実させた。 

■電子カルテ導入 診察や会計スムーズに 

 診察の効率化や待ち時間短縮、会計時の混雑緩和を図るため、新たに電子カルテシステムを導入した。 

 同システムは、医師が入力した患者の処置内容のほか、各種の検査結果やエックス線画像、投与する薬などが瞬時に各部署に伝送され、端末で確認できる仕組み。会計にも直結している。 

 このため、従来は職員らが紙カルテを診察室や検査室、会計係などへ持ち運んでいた手間が省け、診察の大幅な効率化が図られる。 

 患者のメリットも大きい。診察時の待ち時間が短縮されるだけでなく、過去の診察結果がデータ化されるため、治療経過を表などで具体的に理解できるのも特徴。 

 また、中央受付付近には再来受付機や自動精算機を設置。患者は診察券を受付機に通せば、「受付票」で1日の検査内容、診療科などを把握できる。会計も診察券1枚で簡単にでき、診察以外の部分でも大幅な時間短縮が実現する。 

◎信頼される病院目指す 真鍋武紀知事 

 新白鳥病院の開院に当たり、ご支援、ご協力をいただいた関係の皆さまに厚くお礼を申し上げます。 

 白鳥病院は昭和28年に開院し、半世紀を超えて地域医療の中心的役割を担ってきましたが、建物の老朽化が進み、療養環境の改善や耐震性確保が急務となっていました。このたび、公的医療体制の再編整備を進める中で、従来の場所で新しく生まれ変わり、明日から新病院での診療を開始いたします。 

 今回の整備では、手術室や集中治療室を増やすなど、施設を拡充強化するとともに、より高性能な医療機器を導入し、医療機能の充実を図っています。 

 近年、少子高齢化や生活習慣病の増加、健康づくりや疾病予防に対する意識の高まりなど、医療をめぐる環境が大きく変化する中、県民の誰もが、いつでもどこでも適切な医療を受けられるよう、地域医療の連携強化や良質で安全な医療の確保が求められています。 

 県では、常に最適・最善・最新の医療を目指しており、新白鳥病院が大川地域の中核病院として県民の皆さまに信頼され、親しまれる病院となるよう努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。 

◎地域に最新医療を提供 坂東重信院長 

 このたび新病院建設の念願がかない、6日に開院の運びとなりました。白鳥病院は大川地域の中核病院として、地域住民の皆さまに常に良質な医療を提供することを基本理念として運営してまいりました。 

 当院では外来および入院などの日常診療のほかに、訪問診療や訪問看護などの在宅医療を行うとともに、2次救急の受け入れや夜間、休日などの時間外においても積極的に医療活動を行ってまいりました。 

 しかしながら、現病院が建築されて30年余りが経過し、施設の老朽化などが目立つようになりました。また、より高度かつ先端の医療に対応するため建て替えを行うことと致しました。 

 昨年1月の建築工事開始からおかげさまで順調に進み、このたび開院を迎えることになりました。これもひとえに、地域住民の皆さまをはじめ、関係各位の多大なご理解、ご協力のたまものであると、深く感謝申し上げます。 

 白鳥病院が、今後も大川地域の中核病院として、最新の医療を提供し、地域住民の皆さまから一層信頼される病院となるよう努めてまいります。なにとぞこれまで以上のご支援とご鞭撻(べんたつ)をお願い申し上げます。