経営改革中の十和田市立中央病院の不良債務額



十和田中央病院/健全化基準超す見通し/不良債務17億円/外部委設置へ 
2010.01.19 東奥新聞 
  

 経営改革中の十和田市立中央病院の不良債務額が、2009年度末には計画の7億5千万円に対し約10億円も多い17億円となり、病院事業の不良債務比率は財政健全化法に定める経営健全化基準の20%を超える見通しであることが18日、同病院で開かれた病院運営審議会(会長・竹島勝昭市議会民生福祉常任委員会委員長)で報告された。 
同病院は外部の専門家でつくる経営改革検討委員会を年度内に設置し、抜本的改革に取り組む。 

 同病院は09年3月、改革プランを策定し、10年度に不良債務の解消、15年度に経常収支の黒字化を目指していた。 

 しかし医師不足解消が進まず、プラン初年度の09年度はこれまで、入院患者数、外来患者数の実績が目標の8割前後にとどまる。医業収益は計画を下回り、単年度赤字額は9億9千万円に達する見込み。 

 さらにこの状態が続けば、病院事業の赤字額だけで判断すると十和田市は連結実質赤字比率が11年度に早期健全化基準を超え、13年度は財政再生基準も超えて破綻(はたん)状態にある「財政再生団体」に転落する恐れがあるという。 

 同病院はプランを見直し、10年度に経営健全化計画を策定する。同審議会で小山田久市長は「(一般会計から病院事業会計への)今以上の繰り入れは市財政の限界を超える。有識者による検討委を設置し、助言をいただきながら抜本的、早急に取り組みたい」と危機感を表した。 

 経営改革検討委の委員予定者は次の通り(敬称略)。 

花田勝美(弘前大医学部付属病院長) 
里見進(東北大病院長) 
栗谷義樹(山形県・酒田市病院機構理事長) 
福元俊孝(鹿児島県立病院事業管理者) 
小山田惠(全国自治体病院協議会名誉会長) 
長隆(東日本税理士法人代表社員) 
蘆野吉和(十和田市立中央病院長) 
小久保純一(同市副市長) 

http://www.net.pref.aomori.jp/~towada/machidukuri/byouinkaikaku/kaikakuplan.pdf