加古川市民病院は、地方独立行政法人化し、職員は公務員のままにすることを考えていたが 思い切って民間病院と統合する事になったことを歓迎する。

加古川市民病院は、地方独立行政法人化し、職員は公務員のままにすることを考えていたが 思い切って民間病院と統合する事になったことを歓迎する。 
東播地域には、公営、民営合わせて五つの総合病院がある。神鋼加古川病院の宇高功院長(59)は「各病院が得意分野を持ち、足りない部分を補い合うような連携が理想」と地域医療全体のかさ上げに向け可能性を探っていた・・・・・・ 
   

<ニュース&ニュース>加古川市民、神鋼加古川統合へ 「官民病院」で体制強化 経営、医師確保に懸念も 愛知のケース、課題残す 
2010.01.14神戸新聞   
  

加古川市と神戸製鋼所(神戸市)がそれぞれ経営する加古川市民病院と神鋼加古川病院=いずれも加古川市=が来春、統合されることになった。 
医師不足で病院経営に行き詰まった同市が提案し、神鋼が応じた。「官民統合」は兵庫県内初で、東播地域の医療体制強化が期待される一方、新病院の経営見通しや医師確保をめぐり、懸念の声も聞かれる。(東播支社・宮本万里子、松井 元) 

統合のきっかけは、加古川市民病院の内科医不足と経営難。窮状を受け、東播地域の主要病院に医師を派遣する神戸大学の主導で、地域の医療を考える研究会が昨年4月に発足。加古川市民、神鋼加古川、高砂市民などの各病院長や神戸大教授ら10人のメンバーが、同6月まで会合や電子メールで意見を交わし、各病院の連携の必要性を確認した。 

 研究会での議論を踏まえ、加古川市は昨夏、神鋼加古川と高砂市民の両病院に統合を提案。高砂市民とは、統合後の役割分担などで意見が合わなかったが、神鋼加古川とは合意に達した。 
 新病院は、神鋼から病院を譲渡された同市が、地方独立行政法人を設置して2011年4月から経営。17年をめどに新しい建物も整備する予定だ。昨秋開院した県立加古川医療センターとも連携しながら地域医療の充実を目指す。 

今年1月中に、新病院の具体像を考える委員会が発足するが、先行きを危ぶむ声も根強い。 

愛知県では08年4月、全国初の「官民統合」として、東海市の市民病院と、新日鉄などが出資する医療団が経営する病院が統合した。 
だが、病院の魅力向上による医師確保を掲げたものの、期待していた大学からの派遣増や他病院からの移籍もなく、現在の医師数は想定を下回っている。赤字も解消できていない。 

「統合で病院は存続できたが、経営状況は見込みとかけ離れている。県内全体の医療環境が厳しく、思うように医師が増えなかった」と同病院事務局。生き残りを懸け、今春はさらに知多市の市民病院と統合する。 

 医師確保が進まなかった背景には、医師を派遣してきた名古屋大学の人材不足がある。04年からの新臨床研修制度で、医師が研修先を自由に選べるようになったため、関連病院へ出向する医師が大幅に不足した。 

 加古川市民などが医師派遣を受ける神戸大も状況は変わらず、今後の医師確保には不透明感がつきまとう。 

 統合のショックによる人員流出を懸念する声もある。 

 加古川市民病院は周産期医療が強みで、小児科の医師数は全66人中18人を占める。 
新生児救急では地域の「命綱」の役割を果たしてきた。地元の医療関係者は「統合までの過程に同意できず、医師が大量に辞めたケースもある。 
現場の声をきちんと踏まえて進めていかないと」と指摘する。 

 加古川市会でも、議員から「新病院の建設費は工面できるのか」などの声が漏れる。「なんとしても、統合を成功させたい」と意気込む関係者。正念場はこれからだ。 


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